【レポート】

中国オンラインゲーム業界の野望 - 主要CEOたちの2009年世界進出構想

1 10人のCEOが今後のオンラインゲームに大きな影響力

    戴玉才  [2008/11/10]

    オンラインゲームは中国IT産業のなかでも花形的存在で、その動向、特に業界を代表的する人物の発言、考え方が、常に世間の注目を集めている。2009年のオンラインゲーム産業がどのような展開をみせるかについてもさまざまな予想がなされている中、彼らの動向が焦点となっている。

    このほど、大手ポータルサイト「網易」が、主要オンラインゲーム企業とポータルサイトのCEO10人を対象にアンケート調査を行った。同サイトがCEOを対象としたアンケート調査はこれが初めて。本レポートでは、同調査とその他周辺資料を元に、2009年における中国オンラインゲーム産業の動向を概観してみたい。

    10社のうち、7社がNASDAQなどに上場

    まず、10人の顔ぶれをみておこう。彼らと彼らが経営している企業は、中国のオンラインゲーム産業においてどのような存在なのだろうか。彼らの考え方から中国オンラインゲーム産業の動向を占うからには、彼ら自身の信用、権威の確かさを確認しておく必要がある。まずは、以下の表をご覧いただきたい。

    氏名 肩書
    丁磊氏 網易CEO
    史玉柱氏 上海巨人網絡科技(巨人)CEO兼董事長
    池宇峰氏 北京完美時空網絡技術(完美)CEO兼董事長
    王子傑氏 久遊網(久遊)CEO兼董事局主席
    求伯君氏 金山軟件(金山)CEO兼董事局主席
    譚群釗氏 上海盛大網絡発展 (盛大)総裁兼CTO
    劉熾平氏 騰訊総裁
    陳暁薇氏 上海第九城市信息技術(九城)総裁
    伍国梁氏 北京聯衆電脳技術責任(聯衆)CEO
    王峰氏 藍港在線(北京)網絡科技(藍港)CEO

    これら10社のうち、網易、巨人、完美、金山、盛大、騰訊、九城の7社がNASDAQなどに上場している。年間売上高10億元(約160億円)を超えている企業も7社あり、中国オンラインゲーム市場の80%のシェアがこの10社によって占められている。

    つまり、上記に挙げた彼らこそ、中国のオンラインゲーム産業に最も影響力のある人物なのだ。それゆえ、彼らの考え方から、中国のオンラインゲーム産業の近未来を予測するのが非常に妥当であると言うことができる。

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