【レポート】

企業HPもクラウド、FacebookやAWSとの連携も可能に - Salesforce.com

1 まわりは雲だらけ――クラウド一色のDreamforce

    Junya Suzuki  [2008/11/07]

    米Salesforce.comは11月3日(現地時間)、米カリフォルニア州サンフランシスコで同社の年次カンファレンス「Dreamforce 2008」を開催した。同社はこの中で新サービスとなる「Force.com Sites」のほか、FacebookやAmazon Web Services(AWS)との連携を可能にするForce.com向け機能拡張を発表している。

    まわりは雲だらけ――クラウド一色のDreamforce

    米Salesforce.com会長兼CEOのMarc Benioff氏

    創業時からWebでアプリケーションを走らせるホスティングモデルのサービスを提供していたSalesforce.comは、Googleなどと並んでSaaSやクラウドの名称で知られるWebサービスの代表的存在だ。業界の先駆者と言っていいだろう。

    それだけに昨今のクラウドブームは同社のビジョンそのままの「してやったり」という状況ではないか。会場の垂れ幕はクラウドを意識した雲のデザインが大量にあしらわれ、入り口には雲形の風船を持ったサンドイッチマンが並び、会場には雲を意識したのか大量のスモークがたかれている。さらにいえば、先週末からサンフランシスコ周辺にはストームが襲来しており、Dreamforce当日も一面雲で覆われた曇天での開催となった。いろいろな意味でクラウド一色のイベントとなった。

    イベント自体に話を戻すと、今回のDreamforceは参加者が9000人以上の過去最大規模のものとなっている。景気低迷を反映してこの手のイベントが縮小傾向にあるなか、かなり健闘していると言える。冒頭で挨拶を行った米Salesforce.com会長兼CEOのMarc Benioff氏は「われわれのミッションは業界を変えること」と述べ、昨今のトレンドの移り変わりの中で同社が強みとするサービスが注目を集めつつあることに自信を見せた。

    「先週開催されたPDCの中で(基調講演を行った米Microsoftチーフソフトウェアアーキテクトの)Ray Ozzie氏は『クラウドコンピューティングが未来だ』と語ったが、それはみんなが知っていることだし、すでにやっていることだ。こうした流れこそがパワーだろう。われわれのサービスの3つのメリット『マルチ・テナント』『利用に応じた課金モデル』『柔軟性』を活かすことで、SMBからハイエンドまですべてのビジネスのサイズにフィットするサービスを提供することができる」(Benioff氏)

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