【レポート】
マイクロソフトは、米国時間11月3日「マイクロソフトセキュリティインテリジェンスレポート第5版」を発表した。レポートでは総論として、2008年上半期に、世界中のPCから削除したマルウェアおよび迷惑ソフトウェアである可能性のあるものの総数が43%以上増加し、ダウンローダ型トロイの木馬および高深刻度の脆弱性が占める割合が増加を続けている点を指摘する。さらに、悪意を持った攻撃者の最大の動機が金銭目的であることも示している。以下、注目すべき内容を取り上げる。
まずは、2008年上半期に公開された脆弱性の分析を見てみよう。
アプリケーションの脆弱性が公開されると、一部のセキュリティリサーチャまたはマルウェアの作成者はこれらの脆弱性を悪用するコードを開発し、公開することがある。これは前向きな理由(例として、ITプロフェッショナルが彼らのPCに対してテストを行う)の場合もあるが、その存在により、マルウェアが開発され、放出される可能性が高くなる。そして、脆弱性を突く攻撃の対象もOSからアプリケーションへと移行しつつあるとのことである。
世界中の数億台のPCおよび利用頻度の高いインターネットのオンラインサービスからデータを収集した結果、マルウェアおよび迷惑ソフトウェアである可能性のあるものの活動に関する報告もなされた。
悪意のあるソフトウェアの削除ツール(MSRT)でも報告されているように、先進国よりも発展途上国/地域の感染率が高い傾向が見られる。中南米、中東、アフリカ、東欧などでその比率が高いものとなっている。世界各国の最も人口の多い一部の地域から収集したマイクロソフトのセキュリティ製品の感染データは、マルウェアおよび迷惑ソフトウェアの可能性があるものが極めて限られた地域に集中的に発生している。以下は、国別の報告結果である。
最後に、マイクロソフトは、以下の提言をしている。
いずれも、これまでのセキュリティ対策と変わるものではないが、より確実に対策を施してほしい。
| MS、10月のセキュリティ情報 - IEやExcelなど緊急4件を含む脆弱性情報 [2008/10/16] |
| MS、10月のセキュリティ情報の事前通知 - Active Directory、IEなど緊急なセキュリティ情報 [2008/10/10] |
| MS、2008年9月セキュリティ情報の事前通知 - Windows Media Playerなど緊急セキュリティ情報4件 [2008/9/6] |
| 新規に7件のセキュリティ情報を公開 - MSセキュリティ情報(2008年6月) [2008/6/12] |
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