航空写真を背景にしたシューティングゲームを作る

今回は航空写真を背景にしたシューティングゲームを作成します。作成するのは上から見たタイプのシューティングゲームです。上から背景画像がスクロールし、一定距離進むと次のエリアに切り替わるというものです。古くからのゲーマーであればナムコのゼビウスやタイトーのスクランブルフォーメーションと言えば分かるでしょうか。

プログラムとしては第8回で作成した宇宙空間でのシューティングゲームと第9回で作成したレースゲームをミックスしたものになります。このため、第8回、第9回で説明した部分に関しては、ここでは細かく説明しません。

ゲームの骨格としては以下のようになります。

  1. 一定数進んだら次のエリアに航空写真が切り替わる
  2. 敵は1種類でランダムに出現し弾は撃たない
  3. 自機は左右のみ動くことができる
  4. 自機はレーザービームを1つだけ撃つことができる
  5. レーザービームは自動発射される
  6. ゲームはエンドレス、つまり終わりがない
  7. 自機と敵が接触するとゲームオーバー
  8. 地形は単なる背景で障害物は存在しない

上記のなかで(2)はレースゲームの敵車の画像を変更しただけで動きは同じです。(3)(4)(5)は第8回の宇宙空間でのシューティングゲームと全く同じプログラムです。(7)の接触判定もレースゲームのプログラムと全く同じです。(6)(8)は特に説明する必要はないでしょう。これまでと異なるのは(1)の航空写真の表示方法とエリアの切り替えです。

今回はGoogleマップを使って航空写真を表示してみます。

ゲームのタイトル画面

ゲーム画面。敵をレーザービームで破壊し進む。ステージ9ではピラミッドの上空を飛行する