【レポート】
韓国の携帯電話事業者で1、2位のSK Telecom(以下、SKT)およびKTFが、第3四半期の実績発表を行った。
携帯電話事業者、とくにSKTとKTFは共に2006年6月からHSDPAサービスを提供しており、これを普及させようと熾烈な競争を繰り広げている。そのためここのところは収益を上げても、マーケティングに費やした金額が大きく、損失となるケースが目立っていた。しかし今回は両社とも、マーケティング費用が減っている。
SKTの売上額は2兆9,000万ウォン(約1,876億2,800万円/1円=0.0646ウォン)で、前期比1%減、前年同期比3%増となっている。営業利益は5,040億ウォン(約325億8,400万円)で、前期比5%減、前年同期比6%減だ。
前年同期比では小幅増となった売上額は、加入者が少しずつではあるが増えているためだ。現時点での加入者は約2,287万人と、2,274万人だった前期より1%ほど多い。しかし新規加入者は187万人と、255万人だった前期より27%程度減少したうえ、家族割引をはじめとした割引率の高い料金制を積極的に提供していることから、前期比では減少している。
売上額が増えているサービスとして注目されるのがデータ通信だ。これに関しては、2008年からSMS料金を33%割引することになったため、前年同期比では減少しているものの、インターネット利用を刺激しようと積極的に導入しているデータ通信の定額料金制が功を奏していることが、数字に現れている。
一方、営業利益も減少しているが、これは「W-CDMA投資拡大による、減価償却費増加のため」(SKT)といった背景があるようだ。
注目すべきは、ここのところ増え続けているマーケティング費用だが、これは7,280億ウォン(約470億6,600万円)で、前期比で17%減と割合大きく減少した。前期は売上額に対するマーケティング費用の割合が29.9%だったが、一時期激しく行われていたマーケティング競争の結果がある程度見えてきたことなどから、今回は25.1%と減らすことができた。
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