【レポート】

総コア数1,392の高性能FreeBSDクラスタ、リソース割り当ての技法紹介

1 総コア数1,392の高性能FreeBSDクラスタ - Aerospace

    後藤大地  [2008/10/28]

    10月18、19日の2日間、フランスのストラスブールにおいて「EuroBSDCon 2008」が開催された。本誌では、同カンファレンスの中から特に興味深いセッションをピックアップしてお伝えしていこう。

    総コア数1,392の高性能FreeBSDクラスタ - Aerospace

    FreeBSDは、ISPやホスティング事業を提供しているベンダ、Yahoo!などの総合インターネットサービスベンダなどで大規模に採用されている。どういった構成でFreeBSDクラスタが組まれているかなどの情報が公開されるケースは少ないが、なかには公開している企業・組織もある。

    そうした組織のひとつがAerospaceだ。Aerospaceは1960年から連邦研究開発センターを運営しており、基本となるシステムに対する技術的および科学的サポートを提供している。現在では2,400人を超える技術者を抱え、小さなスプレッドシートの作成から、大規模なアプリケーションの実行、並列処理のサポートまで、さまざまなアプリケーションの実行をサポートしている。

    Aerospace FreeBSDクラスタ

    Enterprise Information Systems, Brooks Davis氏はEuroBSDCon 2008においてAerospaceの開発運用しているクラスタリングシステムについて発表した。FreeBSDで構築されたクラスタリングとしては大規模なもののひとつだ。紹介されたクラスタの構成は次のとおり。

    • FreeBSD 6.3 i386
    • Sun Grid Engineスケジューラ
    • 総コア1,392個 (352個のデュアルプロセッサノード)
    • ギガビットネットワーク (スイッチ間接続、ストレージリンク)
    • Sun x4500 40TB NFSストレージ

    Brooks Davis氏はAsiaBSDCon 2007においてFreeBSDクラスタを紹介した。当時は総コア数1008個、将来の展望としてクアッドコアの採用とInfiniBand / 10Gb Myrinetによる接続が説明されていた。若干状況は変わったが、総コア数は1,400近くまで増え10Gbpsによる接続が実現された。FreeBSD採用事例として興味深い。

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