Webデザイナーのための学園祭「.Fes 2008 TOKYO」(ドットフェス2008)のメインステージにて、「クリエイティブ大喜利」が行われた。Webのトップクリエイターたちが、お題に合わせてユニークな作品発表し、観客を盛り上げた。

クリエイティブ大喜利に参戦したのは、電通の中村洋基氏、ノングリッド・イメージソースの清水幹太氏、paperboy&co.の家入一真氏、のんびりデザインの荻原貴明氏、 imginative inc.の深澤洋介氏、カイブツの木谷友亮氏の全6名。司会・進行はアドビ システムズの太田禎一氏が行った。

ここでは3つのお題と、それに答えたクリエイターたちの奇抜なアイデアに満ちた作品を紹介していこう。

お題「ある商品のキャンペーンサイトのためのティザーサイトで、ユーザーの期待感を煽る『COMING SOON…』を作成してください」

中村氏は「忙しい人に向けた『カミング・スーン・ジェネレータ』(ティザーサイト)」を発表。自身のサイト上でも公開中の「coming soon generator」を披露した。このサイトでは、ティザー広告を即席で作ることが可能で、サイトのURL、サイト名、ターゲット、クライアント名、タレント、来てほしいビジター数、所属名などを入力するだけで、ティザー広告を簡単に制作することができる。中村氏は「忙しい人には2分ぐらいでティザー広告が作れちゃうという画期的なサイトです」と自画自賛していた。

確かにこんなティザー広告を簡単に作ることができるのはすごい

お題「せっかちなユーザーを待たせないローディングを作成してください」

このお題には深澤氏が回答。深沢氏は「ローディング中に極端にマクロな話を示すのもいいと思います。例えば、ローディング中画面に『冥王星までクルマで行くと6164年と、139日!』と書いておけば、ユーザーはローディング中の待ち時間について、いかにちっぽけな話なんだと思ってもらえる」と真剣にプレゼン。

冥王星にクルマで行くという発想自体かなり奇抜だ

お題「女の子にFlash(デザイン)で、ラブレターを作って告白してください」

このお題に応えて、女の子をドキッとさせるFlashコンテンツを作った家入氏。「FlashとiMovieを使用した作品で告白します」と爆弾発言。男子生徒が女子生徒にプレゼントをあげるというストーリーだが、そのプレゼントの中身が、アドビのライバル商品…。見終わったあとの太田氏は、「なんか愛がなかったです」と微妙な評価をしていた。

プレゼントに中身にブラックユーモアも詰め込んだ珠玉の作品だ

最後は観客、出演者みんながリラックスしながらメインステージのクリエイティブ大喜利を楽しんでいた。大爆笑のネタが連続で繰り出されたわけだが、そのクオリティの高さや、アイデアの斬新さには、笑いだけでなくプロの凄みが確実に宿っていた。今回、初開催されたドットフェスで行われたさまざまなプログラムが、Webクリエイターやそれを目指す人々にとって、大きな刺激となったことを期待してレポートを終えたい。