【レポート】
IBMは23日、「IBM IT VISION 4」を開催。基調講演ではビジネスの変化につれて増大するデータにIBMがいかに対応するかについて語られた。
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日本IBM システム製品事業 エンタープライズ・システムズ 執行役員 藪下真平氏 |
日本IBM システム製品事業 エンタープライズ・システムズ 執行役員である藪下真平氏は「企業の継続的な成長を支えるIBM先進テクノロジーとITビジョン」と題した講演で「52年前に世界初のディスクシステムを作ったのはIBM。大きな筐体だったが、容量はわずか5MBだった。現在のIBMディスク製品で最も大きな容量を持っている製品は512TB。仮にヘリコプターが同じ規模で進化したならば、30万人を乗せて東京からニューヨークまでを38秒で到達できる機種が登場していることになる」と、ストレージが他の機器からはかけ離れた劇的な進化を遂げていることを語った。
企業経営を支えるものとして、ITはビジネスの要求に応えてきたが、今後もより高度なビジネスを実現するためにITへのニーズが増加することが予想される。それに応えられるだけの革新的な進化が起こることも期待できるが、現在問題になっているのはサーバの管理・運用コストの問題だという。「サーバ導入台数の増加につれてコストも右肩上がりだが、ハードウェア調達コストは横ばいなのに比べて、台数が増えたことで運用管理コストは増大している。さらに、電力・空調コストがハードウェア調達コストと並ぶほどにかかっていることは見過ごせない」と藪下氏は語った。
そうした状況の中、IBMは経営戦略を迅速かつ柔軟に実現するためのIT基盤モデルとして「NEW Enterprise Data Center(NEDC)」を提案する。コスト効率の革新的な改善、迅速なITサービスの提供、ビジネス目標への貢献を掲げており、企業が導入済みのITリソースを段階的にNEDCに近づけて行く方法として、簡素化、共有化、ダイナミックという3つのステップを示している。
簡素化とは、部分サイジングを実現することによるコスト効率の改善だ。その手法として、システムの物理的な集約・統合、システムやネットワークといったリソースの集中管理などがある。その後、共有化として企業全体で効率化されたIT基盤による全体最適が行われる。最後に、ダイナミックとしてリアルタイムでの情報処理や予測困難な状況への対応を行うという流れだ。NEDC推進のための施策として、IBMでは「NEDCイノベーションワークショップ」を用意している。
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