【レポート】

マイクロソフトがWindowsのブランディング戦略を転換

3 コンシューマ事業において、これまでにない付加価値を提供

    大河原克行  [2008/10/22]

    3つの組織の連携が鍵になる

    組織的には、「コンシューマ&オンラインマーケティング統括本部」のもとにある、「コンシューマWindows本部」、「オンラインマーケティング本部」、「モバイルコミュニケーション本部」の3つの組織の連携が鍵になる。

    それぞれの部門のリーダーである藤本恭史本部長、小野田哲也グループディレクター、越川慎司本部長は、このブランディング戦略にあわせて、社内では「The Windows」と呼ばれるようだ。

    そして、この3人からなる「The Windows」の連携ぶりが、事業の進展を左右することになりそうだ。

    左はマイクロソフト コンシューマ&オンラインマーケティング統括本部 モバイルコミュニケーション本部 越川慎司本部長。中央はマイクロソフト コンシューマ&オンラインマーケティング統括本部 コンシューマWindows本部 藤本恭史本部長。右はマイクロソフト コンシューマ&オンラインマーケティング統括本部 オンラインマーケティング本部 Windows Live/Mobileグループディレクター 小野田哲也氏

    コンシューマ統合戦略の推進

    マイクロソフトの樋口泰行社長は、「コンシューマ事業においては、これまでにない付加価値を提供することが求められている。PCの領域から考えているだけでは浮かばないような発想が必要。PCだけではなく、限りなくPCに近いファンクションを持つようになったモバイル、そして、サービスという観点で重要な意味を持つクラウド、これらの三角形によってコンシューマに対する価値を提供していく」と語る。

    樋口社長は2009年度~2011年度の3か年の事業方針として、「地に足のついた革新による確実な成長軌道の実現」を掲げ、その具体的なテーマとして6つの方針を打ち出している。そして、この6つの方針のひとつとしているのが「コンシューマ統合戦略の推進」だ。

    今回のWindowsのブランディング戦略の変更は、それに対する回答といえよう。

    マイクロソフトが今後、強力に推進していく「ソフト+サービス(S+S)」を、コンシューマ事業領域に落とし込んだものが、Windowsによる統合戦略なのである。

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