【レポート】
最後に、今回のテストに参加した3人のドライバーの感想を紹介しよう。まずFN09トヨタのステアリングを、初日と2日目の午前中に握った立川祐路は、FN06とはまったく違っていることを感じた模様。ダウンフォースの増加、エンジンパワーの増大によるストレートスピードの若干の伸びも感じるという。ただし、まだまだ改良するべき段階ということで、ブレーキやクーリングにも注意しつつ走ったようである。
立川の後を受け、2日目の午後のセッションを担当したクインタレッリ。まず感じたことは、「乗りやすい」ことだそうだ。これまで乗った選手たちはみな口を揃えて、「ダウンフォースの増加」を挙げるが、クインタレッリも同様だ。ただし、「フロントが特に効いている」という。S字のふたつ目でも安定して曲がることができたそうである。ただし、ブレーキにはまだ問題があるとも。連続走行すると弱くなってくるように感じるそうだ。オーバーテイクシステムのテストで、伊沢の後ろを走った際は、FN06ならフロントのダウンフォースが減るためにアンダーステアが出てしまっていたわけだが、FN09に関しては出なかったそうである。
FN09ホンダを2日間とも担当した井沢は、エンジンとシャシーがともに一新されたことで、最高速やダウンフォースが上がっているという。また、コーナリングの安定感はFN06よりもあり、素直に反応してくれるともコメントしている。ただし、彼も現段階では満足していないようで、コーナー進入時のトラクションやブレーキについては、改善の必要性があるとする。もっとも、全体の印象は悪くないということで、合格点といえそうだ。
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立川祐路。ダウンフォースの増加と最高速のアップを感じたと答えていた |
ロニー・クインタレッリ。前走車に接近してコーナーに入っても安定感があるという |
井沢拓也。改善すべき点はあるが、全体の印象は悪くないとコメント |
第3回テストは今月27日(月)・28日(火)、スポーツランドSUGOで実施される。担当チームはフォーミュラ・ニッポンの2強だ。TEAM IMPULがFN09トヨタを、NAKAJIMA RACINGがFN09ホンダを担当する。ドライバーは、両チームとも全員が揃う。TEAM IMPULは2007・2008年の2年連続王者の松田次生、2006年王者のブノワ・トレルイエ(以上、LAWSON TEAM IMPUL)、今年1勝してルーキ・オブ・ザ・イヤーに輝いた平手晃平(TP Checker IMPUL)の3人。NAKAJIMA RACINGは、2007年は松田とトレルイエと最後まで王者争いを展開した小暮卓史と、今年2勝を上げて総合2位のロイック・デュバルだ。
なお、日程などの情報は未確定だが、スポーツランドSUGOでの第3回以降もテストは行われる予定。再び富士スピードウェイもリストにあるという。興味のある人は、ぜひ足を運んで、ヨーロピアンスタイルでもアメリカンスタイルでもない、日本オリジナルのスタイルのFN09の走りをご自分の目で確かめてみてほしい。
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