【レビュー】

アルミ板1枚から作る「ユニボディ」採用の新MacBook Pro - その描画パフォーマンスを試す

1 "再定義"された新MacBook Proのデザインを見る

    海上忍  [2008/10/17]

    iPhoneやiPodで忙しかったのか、このところMac関連のニュースに乏しかったApple。そしてついにMacBookとMacBook Proがモデルチェンジ、同じタイミングで市場へ投入された。今回アップルジャパンのご厚意により、新しい「2.53GHz MacBook Pro」 (MB471J/A)と「2.4GHz MacBook」(MB467J/A)を試用する機会に恵まれたので、先にMacBook Proをレビューさせていただこう。

    1枚のアルミ板から削りだして成形した「ユニボディ」を持つ新MacBook Pro

    マルチタッチトラックパッドを採用、クリックボタンと一体化したことにより作業面積が広くなった

    プリインストールOSはMac OS X 10.5.5 (ビルド9F2114)

    新MacBook Proの「ユニボディ」

    新MacBook Proの見どころは、箱から出したその瞬間にわかるほど変化した「デザイン」。従来のMacBook Proは、内部フレームがマグネシウムダイカストでケース底部がアルミニウムという、異なる素材を"継ぐ"ことでボディを構成していたが、新MacBook Proはまったく違う。継ぎ目がないのだ。

    その秘密は、既報のとおり1枚のアルミ板から削り出して成型する「ユニボディ」にある。この手法はすでにMacBook Airで採用されているが、売れ筋ラインのMacBook / MacBook Proに導入されたということは、おそらくMacBook Air発表以前から既定路線として決定していたはず。その真偽は定かではないが、メーカー各社が部品点数 / 組み立て工程の削減を進めるいま、Appleがこの分野で先行していることは確かだろう。

    ユニボディの長所は、見た目の美しさに加えて「強さ」があること。外装とボディフレームが完全に一体化されることで、高い剛性を実現しているのだ。継ぎ目に汚れがたまるようなことはなく、購入時に近い状態で使い続けることも以前よりたやすいはず。残念ながら試用機は分解できないため、Appleスペシャルイベントで示されたような絵にお目にかかることはできなかったが、以下の写真からも質感の高さが感じ取れることと思う。

    MacBook Pro (Late 2006、下側のもの) と見比べると、継ぎ目がないことが一目瞭然

    MacBookやMacBook Air同様にノッチが廃止され、トラックパッド下がすっきりとしたことが分かる(上側が新MacBook Pro、下側はLate 2006)

    なお、底面のカバーを開けると、バッテリーとともに2.5インチHDDが目に入る。メモリモジュールは、上部のカバーを (ドライバーを使い) 外さなければアクセスできないが、HDDの交換はかなり簡単になった。メモリは一度増設してしまえばそれまでだが、HDDはバックアップなどの目的で交換する機会があることを考えると、こちらのほうが利便性は高いといえる(ただし、HDDを自分で取り外すと保証外となる)。

    底面のレバーを引いてカバーを開けると、そこにはバッテリーとともに2.5インチHDDが。HDDの換装はかなり簡単になった

    底面のカバーを接写したところ。軽くて薄いが、しっかりとした印象

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