【レビュー】

キヤノン EOS 50D 実写インプレッション

6 性能面でこれを超えるカメラは多くない

    西尾淳  [2008/10/17]

    あなたはカメラに何を求めるか?

    EOS 50Dは説得力にあふれている。フォーカスが速く、連写も強力で、解像度も高い。加えて絵づくりも非常にしっかりしている。これ以上何が必要か、というカメラである。もちろん弱点がないわけではなく、ライブビューや操作性の面で、若干ちぐはぐな部分も見られる。しかしEOS 50Dを使うようなユーザーなら、そこはうまくカバーするなり、避けて使うこともできるだろう。

    気になるのは、文中でも少し触れたが、画像のゆるさや色収差だった。キヤノン特有のカリッとしたシャープさがなかなか得られなかった。これがβ機であるためか、単にレンズとの相性であればいいのだが。

    いずれにしても、EOS 50Dはよくできている。もしこれを「ノー」と思うなら、その理由を考えてみてほしい。多分に情緒的なものに過ぎないのではないだろうか。カメラ本来の目的であるシーンの記録という意味において、EOS 50Dを超えるカメラは多くはない。

    望遠レンズは神経質な猫を撮影するのに最適。しばらく睨まれた。[EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS/L+Fine(JPEG)/200mm(320mm相当)/絞り優先AE(F6.3、1/250秒)/ISO 800/WB:太陽光/PS:スタンダード]

    コントラストの高い部分には、微妙に偽色が発生している。[EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS/L+Fine(JPEG)/200mm(320mm相当)/絞り優先AE(F10、1/80秒)/ISO 100/WB:オート/PS:スタンダード]

    絞りを開けて撮影。立体感はなかなかいい。[EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS/L+Fine(JPEG)/110mm(176mm相当)/絞り優先AE(F5.6、1/320秒)/ISO 250/WB:オート/PS:スタンダード]

    ISO 3200で撮影したが、中間の明るさの部分ではノイズが見られる。[EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS/L+Fine(JPEG)/18mm(29mm相当)/絞り優先AE(F4.5、1/5秒)/ISO 3200/WB:オート/PS:スタンダード]

    柔らかい赤がいい感じ。[EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS/L+Fine(JPEG)/100mm(160mm相当)/絞り優先AE(F5.6、1/100秒)/ISO 100/WB:オート/PS:スタンダード]

    塀の上の置きもの。もう少しシャープ感がほしい。[EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS/L+Fine(JPEG)/200mm(320mm相当)/絞り優先AE(F5.6、1/320秒)/ISO 1250/WB:オート/PS:スタンダード]

    曇りということもあって、なんとも柔らかい描写になった。[EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS/L+Fine(JPEG)/200mm(320mm相当)/絞り優先AE(F16、1/320秒)/ISO 1000/WB:オート/PS:スタンダード]

    青空と船着き場。[EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS/L+Fine(JPEG)/18mm(29mm相当)/絞り優先AE(F10、1/500秒)/ISO 100/WB:オート/PS:スタンダード]

    運河への写り込みがいい。[EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS/L+Fine(JPEG)/18mm(29mm相当)/絞り優先AE(F14、1/60秒)/ISO 100/WB:オート/PS:スタンダード]

    青空と日陰になった家。[EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS/L+Fine(JPEG)/18mm(29mm相当)/絞り優先AE(F16、1/100秒)/ISO 100/WB:オート/PS:スタンダード]

    テスト撮影 : 川上卓也(Mediart)
    作例撮影 : 加藤真貴子(WINDY Co.)
    レポート : 西尾淳(WINDY Co.)

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