【レポート】

英国の宇宙会議体験記 - 英国の宇宙事情

6 英国の宇宙事情と日英協力の可能性

    川島レイ  [2008/10/15]

    小型衛星に宇宙旅行。英国独自の宇宙開発は、そのいずれもが国のプログラムとは無関係の私企業によるもの。スィーティング教授によると、「英国は国としての宇宙プログラム予算はない。SSTLは政府予算をもらっていないし、サリー大学も国のリサーチカウンシルから少しもらっているだけで、資金源は主に産業界との契約によっている」。

    英国の宇宙予算は約2億UKポンド(約400億円)で、そのほとんどがヨーロッパの宇宙機関であるESAの予算となる。ESAから英国の企業が何かしら受注するような形で資金は戻ってはくるのだが、国としての独自宇宙プログラムはない。「英国では、宇宙といえばNASAだと思っている人が多い」、「宇宙開発が普通の人の生活に役立っていることがあまりにも知られていない」という状況を変えるには、こういった大きな会議を開くことがプラスに働く。この会議のオープニングには、ビデオながら、総理大臣の挨拶まであった。

    最後に、宇宙分野における日英の協力関係の可能性についてスィーティング教授に聞いてみた。「宇宙開発で日本と協力関係の鍵となる分野は、宇宙科学だろう。将来的には、宇宙の商業利用の方面も考えられるかもしれない」。

    日本の宇宙開発を背負って立つ若者たちは、これからどんなふうに他の国と協力関係を結んでいくのだろう。日本ならではの価値と存在感を出せるようになるといい。

    スコットランドの民族衣装キルトを着用したスィーティング教授と日本の若者たち

    関連記事

    新着記事

    特設サイトの情報

      求人情報

      人気記事

      一覧

      イチオシ記事

      新着記事

      特別企画

      転職ノウハウ

      あなたの仕事適性診断

      4つの診断で、自分の適性を見つめなおそう!

      Heroes File ~挑戦者たち~

      働くこと・挑戦し続けることへの思いを綴ったインタビュー

      はじめての転職診断

      あなたにピッタリのアドバイスを読むことができます。

      転職Q&A

      転職に必要な情報が収集できます

      スカウト転職する

      企業からアプローチのメッセージが届きます。

      マイナビニュースマガジン