【レビュー】
ここ数年におけるメモリ価格の下落やサポートメモリの増大は、大容量メモリを欲するユーザーには歓迎すべき傾向である。だが、多くのユーザーが使っているWindows XP、およびWindows Vista 32ビット版は、コンピュータに搭載したメモリモジュールを約3GBまでしかサポートしていないため、仮にBIOS上で4GBまで認識しても、OS上では3GB弱までしか使用できない仕組みになっている。このOSが管理できないメモリ領域を活用できるのが、アイ・オー・データ機器の「RamPhantom3 LE」だ。
同ソフトは、同社のメモリモジュールを購入したユーザー向けに無償配布される。今回のバージョンアップでは、前述したOS管理外メモリをサポート。つまり、OSが認識しないメモリ領域をRAMディスクとして活用できるようになったのだ。一部のRAMディスクでは未対応だった、スタンバイおよび休止状態への移行も対応しているのもポイントのひとつ。RAMディスク容量は、OS管理内で最大2GB、OS管理外で1GBとなる。上位版となるRamPhantom3では、他社製メモリモジュールユーザーも2,480円で購入できるほか、RAMディスクの容量がOS管理内で3.4GB、OS管理外では、PCが認識するメモリからOSが認識するメモリを除いたすべての容量となる。
実験として100ファイルほどの画像ファイルをRAMディスクにコピーし、スタンバイおよび休止状態へ移行してみたが、ファイルが破壊されるなど情報の損失は発生しなかった。このほかにもRAMディスクの内容をHDDに自動バックアップする機能や、Webブラウザの一時領域場所をRAMディスク上に変更する機能を兼ね備えている。
「RamPhantom3 LE」の導入は、コンピュータの再起動が必要ながらも、ウィザード形式で簡単に進められる(図1)。再起動後は通知領域に同ソフトのアイコンが表示される。(図2)アイコンをダブルクリックするとダイアログが起動し、現在の設定やメモリ状態の確認が可能だ(図3)。
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図2 再起動後は自動的に128MBのRAMディスクが作成され、ドライブ文字は余っている若いドライブ文字が自動的に用いられる |
[プロパティ]ボタンをクリックすると、「RamPhantom3 LE」の設定を行なえる。[全般]タブでは、RAMディスクに関する主な設定が可能で、RAMディスクの容量は1MBから2GBまで可変的に変更可能。「使用メモリ」セクションではRAMディスクとして使用するメモリの種類を選択できる。初期状態では「システムメモリーのみ」となっているので、前述のようにOS管理外メモリがある場合は、[OS管理外メモリーのみ]を選択した方がいいだろう。「オプション」セクションでは、ドライブレターの選択やRAMディスクの有効タイミングを設定できる(図4)。
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