番外編(?)アナログ世界のフラクタル図形

「フラクタル図形はコンピュータだけの世界だけでなく、アナログな世界でも実現できる」(宮田氏)として紹介したのは、ビデオカメラをテレビに接続し、そのビデオカメラの映像をテレビで表示して、それをそのビデオカメラで撮影する……という方法。いわば「テレビとビデオカメラの合わせ鏡」的な手法でお手軽にテレビ画面にフラクタル図形を表示できるというのだ。物好きな筆者はさっそく試してみたのだが、確かに合わせ鏡状になり万華鏡のようになる面白い現象(映像)が確認できた。興味のある人はやってみるといい。

David Hagar氏という人物が、これを「ビデオフラクタル」と命名して、様々な試行結果をまとめたページを設けているのでそちらも一緒に参照するといい。

テレビとビデオカメラがあればアナログ次元でフラクタル図形が生成できる

「ビデオフラクタル」の例。David Hagar氏のWebサイトより

テレビの下辺と横の辺に鏡を設置して鏡像と天地逆転像を映し込んでのビデオフラクタルも考案された

その例。イエール大学のサイトより