オタクアミーゴスは、岡田斗司夫・唐沢俊一・眠田直の3人によるオタク芸人ユニットである。プロジェクターを使った秘蔵映像の上映や、三者三様の超オタク知識から飛び出す濃いトークで、毎回満員の会場を沸かせてきた。結成13年目となる9月10日に催されたイベントでの超オタクトークの応酬をレポートする!!

去る9月10日、午後7時30分。定刻どおり阿佐ヶ谷ロフトAの壇上に岡田斗司夫・唐沢俊一・眠田直の3人が姿を現すと、満席の場内に大きな拍手が沸きあがった。早くもファンの期待のまなざしが、オタクアミーゴスの面々に注がれているのが分かる。

オタクアミーゴス。左から岡田斗司夫・唐沢俊一・眠田直の3人

阿佐ヶ谷ロフトAの場内は、このように観客でギッシリ

岡田斗司夫氏

唐沢俊一氏

眠田直氏

唐沢「(場内を見渡し)すごいですね。久しぶりに人の波がずーっとこう後ろの方まで……。オタクアミーゴスを始めて、もう何年になりますか」

眠田「今年で13年」

唐沢「もう、そんなになりますか」

眠田「その間に岡田さんがやせたり、いろいろありましけれども(場内爆笑)」

岡田「3人とも、メガネになりましたね」

唐沢「岡田さんは、それ老眼鏡ですか?」

岡田「これ老眼鏡です。レーシック手術したから老眼が一気に進んじゃって、離れたところはいいんですけど、手近が全然見えない」

唐沢「病気の話から入るって、ホントにじじいの会話ですね」

岡田「憧れの世界ですよ」

唐沢「"最近どこの調子が悪くて"とか」

岡田「これが大人になったということですよ」

唐沢「でも、話すのは、『チャージマン研!』のこととかね」

岡田「これが普通のおじさんたちだと、"尿酸値が上がっちゃって"とかいうんだけど、僕らの場合は、"老眼が進んだから、DVDのパッケージのウラの細かい字が読めない"とか」

唐沢「そうなんだよ。トークするときに、"それでですね"って、(メガネをずらしてパッケージを見ながら)こうやるっていう」

岡田「いいなあ」

唐沢「13年いろんなことがありましたけれども、皆さんの中で家族構成が変わった方とかって、あまり聞きませんね。嫁はいっぱい増えたかもしれないけど。"オレの嫁"とかいって(場内爆笑)」

眠田「それじゃ、一発目は、小ネタからいきましょうか」

と、さっそく本日最初のネタを披露。上映が終わって、

眠田「これ、オリジナルが発表されてからわずか2、3日後にYouTubeにアップされた偽物なんですよ。うまいなあと」

岡田「昔は、こういう映像をもってること自体が珍しいとかだったわけだけど、もう今は、YouTubeやニコニコ動画でどんどん共有でしょ。眠田先生、自分のもってる秘蔵のコレクション、勝手にYouTubeにアップしてるでしょ」

眠田「こっそりアップしてます。でも、見つかりますね。"これ、眠田先生でしょ"って」

岡田「すごいよね、オレたちの世代でYouTubeを観てるやつはざらにいるけど、アップしてるのって眠田先生だけじゃないの」

唐沢「ところが、ほかにもいらっしゃるんだよね。ニコニコ動画にアップされてる方」

岡田「どんなものアップするの?」

唐沢「おじさんが萌えるもの。でも、ネタがすごく古くって誰がアップしたかすぐに分かっちゃって、ファンの人からコメントが山ほど、"先生、何やってるんですか?"って」