【レポート】

マカフィー、9月のサイバー脅威の状況を発表 - メールの添付ファイルに仕込まれたウイルスに注意を

1 今月の状況

    c-bou  [2008/10/07]

    マカフィーは、2008年9月のサイバー脅威の状況を発表した。これは、日本国内におけるマカフィーのデータセンターが捕捉したウイルスなどの集計をもとに、各項目ごとのトップ10を算出したものだ。

    ウイルス

    表1、表2をみていただきたい。Genericで検知されるものが全体の半数近くを占めており、ウイルスとして明確に分類されるものは全体的に減少している。一方、W32/Rontokbro.gen@MMが検知されているが、このオリジナルは2005年に発見されたマスメーラで、最近では亜種が検知されている。感染の拡大はメールが原因と推察されるが、一度、感染するとHostファイルなどの情報が書き換えられる。

    Generic Malware.a!zipは、ZIP形式としてメールに添付されているマルウェアの総称である。W32/Rontokbro.gen@MMと同様に、メールによる感染が主だった経路となる。不審な添付ファイルは、決して開かないことだ。

    FakeAlert-AXは、Webページ閲覧中などに偽のウイルスやスパイウェアに感染した警告を表示するウイルスである。このようにしてユーザーの不安を煽り、偽のセキュリティ対策ソフトを購入させようとする。購入画面では、クレジットカードの番号や個人情報を搾取される可能性もある。ここ数か月、このようなFakeAlertは種類・数とともに増加の一途をたどっている。Webページ閲覧中にこのような警告が出ても、注意深く対応することだ。また、Generic!atr(autorun.infを検知)は、USBメモリ経由で感染するAutorun wormであるが、活発な活動を継続している。今月はマシン数で2位となり先月の1位より若干後退したが、今後も注意が必要である。

    セキュリティパッチの重要性は引き続き高く、可能な限り早くパッチの適用をすると共に、メールなどから誘導される不審なサイトへのアクセスを制限するツールなどとの併用が効果的であると、マカフィーは指摘する。

    表1 2008年9月のウイルストップ10(マシン数)

    順位ウイルス 検知数
    1位Generic Malware.a!zip 4133
    2位Generic!atr 3713
    3位New Malware.j 2843
    4位W32/Rontokbro.gen@MM 2731
    5位Generic.dx 2720
    6位FakeAlert-AX 2532
    7位PWS-Gamania.gen.a(トロイの木馬) 2279
    8位Downloader-UA(トロイの木馬) 1598
    9位Generic Downloader.x(トロイの木馬) 1588
    10位Generic Downloader.z(トロイの木馬) 731

    表2 2008年9月のウイルストップ10(ファイル数)

    順位ウイルス 検知数
    1位W32/Fujacks!htm 73438
    2位FakeAlert-AX 52814
    3位PWS-Gamania.gen.a 38761
    4位Generic Malware.a!zip 32543
    5位W32/Almanahe.c 29229
    6位Generic Downloader.x(トロイの木馬) 25663
    7位W32/Sality.x 17683
    8位W32/Generic.a@MM 15396
    9位W32/Nimda.gen@MM 14241
    10位Generic.dx 13223
    関連したタグ

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

        新着記事

        特別企画

        マイナビニュースマガジン