【レポート】

トレンドマイクロ、インターネット脅威マンスリーレポート - USBメモリ関連の不正プログラム「オートラン」が過去最多に

2 9月の不正プログラム収集状況

    c-bou  [2008/10/06]

    9月の不正プログラム収集状況

    不正プログラムの種類(ユニーク数)と配布機会の多さ(URL数)を掛け合わせた数字を比較することで、攻撃者側の注力度が見てとれる(表2)。9月になっても、オンラインゲームのID・パススワードなどのアカウント情報を盗む「TSPY_ONLINEG」や「TSPY_GAMETHIE」がランクインしており、オンラインゲームのアカウント情報は、引き続き攻撃目標となっている。また、ネットワークの接続先を勝手に変更する「TROJ_DIALER」も3位にランクインしており、ダイアルアップ環境を狙った攻撃も廃れていないことがうかがえる。

    表2 不正プログラム別 攻撃者注力度ランキング[2008年9月度]

    順位検出名 ユニーク数×URL数
    1位TSPY_ONLINEG 33615(415×81)
    2位TROJ_AGENT 13482(126×107)
    3位TROJ_DIALER 6314(287×22)
    4位TROJ_DLOADER 6072(69×88)
    5位TSPY_GAMETHIE 2880(90×32)

    「Honey Client」は、悪意のWebサイトを巡回し、ダウンロードできるファイルを自動収集するハニーポットシステムだ。その結果が表3と表4である。ダウンローダ型不正プログラム「TROJ_OBFSUCA.BWA」の亜種がのべ数で2位、ユニーク数で1位にランクインしている。悪意を持った攻撃者は、ダウンローダ型不正プログラムを複数種使用することで、ユーザーを多重に感染させようとしていると推察される。また、収集したワームの中で、不正なautorun.infを作成するものは全体の53.7%を占めている(図1)。この中には代表的なUSBワームである「WORM_AUTORUN」のほか、「WORM_LINEAGE」、「WORM_ONLINEG」などのオンラインゲーム関連の不正プログラムも含まれており、USBメモリを侵入経路とする手口が一般化してきている。

    表3 Honey Clientで取得した新規検体数「のべ数」ランキング[2008年9月度]

    順位検体名 検出数
    1位TROJ_SMALL.DOD 387
    2位TROJ_OBFUSCA.BWA 146
    3位TROJ_VB.HHF 134
    4位TROJ_PANDEX.HG 118
    5位TROJ_DROPPER.GOV 111

    表4 Honey Clientで取得した新規検体数「ユニーク数」ランキング[2008年9月度]

    順位検体名 検出数
    1位TSPY_ONLINE.CBP 36
    1位TROJ_OBFUSCA.BWA 36
    3位TROJ_PRUSERINF.C 16
    4位ADW_MOKEAD 14
    5位TSPY_ONLINEG.LYD 10

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