【レポート】

ソフトウェアとハードウェアの融合 - SFC安村研究室の『時間展』

1 インタラクションデザインをインタラクションする

    美崎薫  [2008/10/06]

    インタラクションデザインをインタラクションする

    慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスに研究室を構える安村通晃教授率いる安村研究室では、『記憶する住宅』の筆者と共同開催した2005年の『家展』以降、さまざまな企業や研究室と共同あるいは単独で『電車展』(2006)、『カフェ展』(2007)、『おしゃれ展』(2008)と、年1回以上のハイペースで、インタフェースデザインの展示会を開催してきた。

    インタフェースデザインとか、ユーザーとのインタラクションまでを再デザインするインタラクションデザインというジャンルでは、生活そのものを見つめて再デザインすることが重要である。安村研究室はその成果を活発な頻度で世に問い、展示会として表現して展示会でもインタラクションして研究活動を活発に進めている。これは、従来の研究室に閉じこもったスタイルとはずいぶん異なる。

    インタラクションデザインは、つねにユーザーと密接につながっている。乱暴に二分するわけではないが、単にものを作ればそれで終わる「もの作り」と較べると、ユーザーとの関係をどうデザインするかに踏み込んだインタラクションデザインでは、ユーザーの反応を考えることが研究にとっては欠かせない要素である。安村研究室が開かれているのは、インタラクションデザインの必要性ゆえなのかもしれない。いずれにしろ継続して展示会を開き、そこに参加していくことは、われわれ自身にとっても、未来のインタラクションを考えるよい機会となる。

    9月11日~13日に自由が丘のGallery Casa Tanaで行われた『時間展』

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