【レポート】
販売も間近な東芝SpursEngineを搭載したLeadtek製のカード「WinFast PxVC1100」。CEATEC JAPAN 2008の東芝ブースでも製品展示やデモンストレーションが行われていたが、Leadtekスタッフによる製品概要とロードマップに関する紹介ステージがあったのでこれを紹介しよう。
まずSpursEngineは、東芝がCellの技術を用いて開発したマルチメディア向けプロセッサだ。SpursEngineにはSPPを4基、さらにMPEG2およびH.264のエンコーダー/デコーダーがそれぞれ搭載されており、これらを用いてMPEG2やH.264のアップスケーリング、トランスコーディングなどが可能である。SpursEngine自体はすでに製品化されており、東芝のノートブックPC「Quosmio」で採用例がある。
今回のプレゼンテーションに登壇したのはLeadtekのAudio/Video Communication Product BU Project Managerの金子直樹氏。WinFast PxVC1100の仕様は、東芝からのSpursEngine発表時の仕様に沿った内容だ。メモリはXDR DRAMで容量は128MB。また、SpursEngine冷却用にファンを1基搭載している。インタフェースはPCIe x1、カード形状はロープロファイルで、スタンダードおよびロープロファイル用のブラケットが付属する。発売は10月末の予定で、価格を伺ったところ、3万円台(のおそらく後半)という答えだった。なお、冷却ファンは温度によって可変させることで冷却性能と静音性を両立する。プレゼンテーションでは起動時が40%、メインチップ(SpursEngine)温度が85度時で80%、メインチップ90度で100%、センサーが異常を検知した際やメインチップが96度以上になった際にはシャットダウンするとされる。また、ファン100%時のノイズレベルは32dBと紹介された。
さらに、購入後すぐにSpursEngineが活用できるソフトウェアもバンドルする。バンドルされるのはCORELのWinDVDおよびDVD Movie Factory(日本での製品名はDVD MovieWriter)。WinDVDではDVDをアップスケーリングしHD画質で楽しめる。また、DVD Movie Factoryではキャプチャ(別途キャプチャカードが必要)、ビデオ編集、オーサリングができ、この際にSpursEngineによるハードウェアアクセラレーションのオン/オフも指定可能とされている。なお、高性能CPUでなくとも快適な操作性を実現するための機能として「スマートプロキシ機能」も搭載される。
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