マイクロソフトが運営する「MSN Japan」は26日、4月より募集を実施していたアマチュアバンドを対象にしたオーディション企画「いかすバンド天国 on Web 2008」のグランドチャンピオンシップを開催。予選を勝ち抜いた9組のアーティストが東京・渋谷のSHIBUYA-AXに集い、後藤次利をはじめとする審査委員らとオーディエンスを前に熱いライヴを展開した。

予選を勝ち抜いた9組のバンドが、会場で熱いライヴパフォーマンスを披露

伝説のTV番組「イカ天」がMSNで復活

あのイカ天が、MSNのサイト内で「いかすバンド天国 ON WEB 2008」として復活した

バンドブームを背景に80年代末に一大センセーションを巻き起こしたオーディション番組「いかすバンド天国」、通称・イカ天。毎週10組のアマチュアバンドが登場し、勝ち抜くと「イカ天キング」の称号が与えられる。この番組がFLYING KIDSやBLANKEY JET CITY、BEGINら実力派から、たまやカブキロックス、人間椅子といった個性派まで、数々のバンドをシーンに送り出したのは、当時を知る音楽ファンや土曜深夜族なら先刻ご承知のとおりのことだろう。

MSNによる「いかすバンド天国 ON WEB 2008」は、そのイカ天をオマージュする"インターネット"を活用したバンドオーディションだ。全国のアマチュアバンドを対象にオリジナルのプロモーションビデオをMSNビデオの動画投稿機能「Soapbox」で公募。ここでユーザー投票による予選が行なわれ、応募総数約300組の中から選ばれた9組が今回のチャンピオンシップに進出、この日の一発勝負による"リアル"のライブパフォーマンスでグランプリが決定する。審査を担当するのは審査委員長の後藤次利をはじめ、タレントの千秋や音楽プロデューサーの与田春生、メガデスの元ギタリストのマーティ・フリードマンなど。かつての吉田健や伊藤銀次、大島渚らに負けない豪華な布陣だろう。

司会はクリス・ぺプラーとSHERRY。かつての三宅&相原コンビさながらの軽妙なやりとりを披露

審査対象ではなかったが、同じく今回のイカ天に参加したTBSの新人アナウンサー3人によるバンド「アナキャン」もオープニングでMCと演奏を披露

下段左から、審査を担当した審査委員長の後藤次利、タレントの千秋、音楽プロデューサーの与田春生。上段左から、メガデスの元ギタリストのマーティ・フリードマン、「日経エンタテインメント!」の創刊編集長の品田英雄、クラブカルチャー・マガジン「LOUD」編集長であり、DJとしても活躍するトモヒラタ