マイクロソフトは28日、次期WebブラウザのInternet Explorer 8(以下、IE8と略記)のベータ2を公開した。本稿では、新たに追加された機能やその操作方法を画面ショットを中心に紹介していきたいと思う。

IE8では、これまでのバージョンと比べて、大きく機能が追加され、その動作なども高速化された。マイクロソフトでは、今回のIE8について、「速い」、「便利」、「安心」という3つのキーワードを用いている。本稿では、後者2つについて見ていく。

図1 Internet Explorer 8 ベータ2

より「便利」なったIE8

まずは、アドレスバーである。これまでのIEでは、アドレスバーでは過去に入力されたURLにオートコンプリートで一致するURLが表示されるのみであった。IE8のアドレスバーでは、

  • 過去に入力されたURL
  • お気に入り
  • 履歴
  • フィード

から、表示される(図2)。

図2 アドレスバー、「MSN」と入力した状態

新しいアドレスバーでは、日本語を入力する機会も増えるであろう。実際に入力してみた(図3)。

図3 アドレスバーに日本語を入力、「マイコミ」と入力した状態

お気に入りや履歴からも表示される点が便利である。ついで、新しいタブである。タブを複数開いていて、多くなりすぎてしまい、タブを閉じてしまうことがよくある。そんな時に「あのタブをもう一度開きたい」と思うことはよくあることだ。これまでは、履歴を探すか、再度、検索を行うことでしかできなかった。IE8では、閉じたタブの履歴を表示させることができる(図4)。

図4 閉じてしまったタブの一覧

これを使えば、面倒な操作を繰り返さなくてもすむであろう。複数のタブを開いている場合に便利な機能が、タブグループである。開かれた親子関係にあるタブが色で区別される(図5)。

図5 タググループ