【レポート】

サービスパックの域を超えた機能強化を実現 - Visual Studio 2008 SP1

6 開発段階の関連テクノロジ

    漆尾貴義  [2008/08/21]

    もちろん、.NET Framework 3.5 SP1でテクノロジの進化が終わってしまうわけではない。今回は、まだ正式リリースにはなっていないが、開発が進んでいるテクノロジについても紹介いただいた。

    たとえば、ASP.NETのWebアプリケーションをMVCのフレームワーク上で開発できる「ASP.NET MVC」。ASP.NETは、デスクトップアプリケーションの開発に近い感覚でWebアプリケーションを開発できるフレームワークになっており、Javaやスクリプト言語で使われている一般的なWebアプリケーションのフレームワークとは毛色が異なる。そのため、他言語での開発経験が活かしにくいという側面もある。そこで、他の一般的なフレームワークに近いアーキテクチャで、Webアプリケーションを開発できることを目指して作られているのがASP.NET MVCである。

    ほかにも、最近では、基本的にはインターネットのサーバ上にデータを保存するが、オフラインの状態でも使用できるアプリケーションも普及しつつある。そのようなアプリケーションを開発する際には、オフライン時に行ったデータ更新を、どうやってサーバと同期するかが問題となる。そのような問題を解決するために開発されているのが、「Microsoft Sync Framework」である。Sync Frameworkを使用することで、複数のマシンに保存されているデータを簡単に同期できるようになる。データベースだけでなく、ファイルシステムも対象にしているので、さまざまな分野で適用できそうだ。

    「ASP.NET MVC」や「Sync Framework」はまだ開発段階だが、この先のリリースで製品版に統合されることも十分にあり得る。.NET Frameworkを中心としたマイクロソフトの開発テクノロジは、まだまだ進化を遂げていく、ということだろう。

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