【レビュー】

リコー GX200 実写インプレッション

1 プレミアム・コンパクトの正統進化

 
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リコーの「GX200」は、他のコンパクトとはひと味違うデジタルカメラだ。同社の「 GR DIGITAL II」にズームレンズを付けたようなイメージで、大変魅力的である。価格はオープンだが、8月10日現在、カメラ単体で約6万円、液晶ビューファインダーが付属する「GX200 VF KIT」が約7万2,000円で発売されている(マイコミ価格情報の平均価格)。

実用機能を充実させたGX200

GX200を見た印象は、前モデルの「GX100」とそっくりだということ。見た目を変えずに進化させた GR DIGITAL IIと同じパターンだ。よく見ると、GX100で使用されていたファミリーネームである「CAPLIO」のロゴが、メーカー名の「RICOH」のロゴに変更されている。また、新たにファンクションボタンが追加され、背面液晶も2.5型から2.7型に大きくなっている。この液晶モニターがちょっとスゴイ。大型化だけでなく解像度も23万ドットから46万ドットへ高精細化されている。電源を入れたときに「おぉ、キレイだ!」と感動してしまった。液晶モニターがキレイだと、やはり撮影していて気持ちいい。この"撮影していて気持ちいい"という感覚は、カメラというハードに愛着を持てるかどうかに関わってくる、とても重要な要素だと思う。

目に見えない部分もスペックアップされている。撮像素子はGX100の有効1001万画素1/1.75型から1210万画素の1/1.7型へ強化された。新画像エンジン「スムースイメージングエンジンIII」を採用し、RAWモードで5枚までの連続撮影が可能になったほか、ブラケット機能でもRAWモードが利用できるようになった。またRAW書き込み時間も、約5秒から約3秒へと高速化。GX100で好評だったアスペクト比1:1モードは、JPEGのみからRAW撮影にも対応するようになっている。

非常に端正なスタイルがGX、GRシリーズの持ち味。24~72mmの光学3倍ズームレンズを搭載する

モニターは46万ドット、2.7型透過型アモルファスシリコンTFT液晶。十字キーの左ボタンにファンクション機能が割り当てられた

上部はスマート。特にレンズを収めるととても薄い。下は電源オンの状態。ワイド端(左)とテレ端(右)

液晶ビューファインダーを装着したGX200。ビューファインダーは90度上に可動する

ホットシューを備える。その下がビューファインダーの端子。その右にビューファインダーと液晶ファインダーを切り替える「VF/LCD」ボタンがある

バッテリーとメディアスロット。記録メディアはSDHC対応。リチャージャブルバッテリー(DB-60)の撮影可能枚数は約350枚(CIPA規格)。単4乾電池も使用可能

レンズ、光学特性はGX100を継承

レンズについては、35mm判換算で24~72mmの光学3倍ズームレンズを搭載し、CCDシフト方式の手ブレ補正機能も備えている。これは前モデルから引き継いだ性能だが、レンズユニットを改良し逆光時に発生しやすいゴーストを抑制しているという。実際に撮影してみると、確かにゴーストはかなり抑えられていた。しかし逆光時にハレぎみになる特性は残されている。これを嫌う人もいるようだが、個人的にはこの白飛びに近い明るさを「味」だと思っているので、GX200に残っていることを嬉しく思った。

充電式バッテリーは、GX100と同様の「DB60」を使用し、バッテリーの持ちが約340枚から約350枚に強化された(CIPA規格)。もちろん単4形乾電池も使える設計も引き継がれている。サイズ111.6(W)×58(H)×25(D)mmと変更はないが、重量は約208g(本体のみ)と12gだが軽くなっている(GX100:約220g)。

撮影メニュー。液晶サイズが大きくなったことで、1つのタブの項目が増えた。ADJ.レバーかDISPボタンを押すとカーソルをタブへ移動する

「画質・サイズ」に、新たにRAWの1:1フォーマットが加わった

逆光の中の木々を撮影。GX100ならゴーストが発生しやすい状況だが、充分抑えられている
4000×3000(12M) / 焦点距離5.1mm(24mm相当) / 絞り優先AE、+1EV補正(F2.5、1/55秒) / WB:オート / ISO 400

輝度差が激しい被写体では白飛びを起こしやすいが、柔らかく飛んでいく様がリコーらしいと思う
4000×3000(12M) / 焦点距離5.1mm(24mm相当) / 絞り優先AE、+0.7EV補正(F4.6、1/30秒) / WB:オート / ISO 295 / マクロオン

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インデックス

目次
(1) プレミアム・コンパクトの正統進化
(2) 撮影を快適にする操作性の向上
(3) 超広角の宿命ディストーションを補正する
(4) 高画素化された画質をチェック
(5) 写真として「選択できる」カメラ

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