【インタビュー】
――プライベートでもかなりのバスケ好きなんですか?
石原「はい。バスケは観戦するのも好きなんです。ロスアンゼルスにあるステイプルセンターにNBAを観に行ったこともあるんですよ。国内でも、JALはもちろんシャンソンやJOMOの試合なども代々木体育館に観に行ったり。そんな選手のみなさんが汗を流して試合をしている場所で、芝居とはいえバスケが出来るというのはやっぱり嬉しいですよね。コートに立って思わずケータイで写真撮ってしまいました(笑)」
――今回、石原さんが演じる、ゆかりというヒロインについてはどういう印象を持ってますか?
石原「けっこう共感できますね。その意味ではとても素の自分に近いキャラクターだと思います。みんなより思ったことをすぐ言葉にしたり、行動に移したりすることに長けているというか、それゆえに周りのみんなが彼女に影響され、良い方向に変わっていく……。その部分は今回、自分でも意識して演技に臨みましたね」
――共演者のみなさんとのコミュニケーションはどうでしたか?
石原「撮影前の練習で初めてお会いする人が多かったんですけど、必然的にコミュニケーションを取っていかないといけない環境が最初にあって良かったと思います。たとえば目線を出してパスを出せるようになってから撮影に入るのと、そうでないのではやっぱり違うじゃないですか。ですから撮影時にはヘンな緊張感もなく、同じ汗を流した仲間として気持ちよかったです。監督役の高田(純次)さんは、女性だらけの現場に圧倒されながらも、本当の監督のように盛り上げてくださいました」
――実際にスポーツしながらの芝居はかなり難しいと思いますが。
石原「そうですね。バスケは特に細かい動きが多いし、低姿勢だし、それでいて速さも重視されますから。カメラマンさんも私たちと同じくらい走ってました(笑)。でも、今回の作品でスポーツシーンの難しさを知ったのと同時に楽しさも知りましたので、ぜひまたバスケに関わる仕事がしてみたいですね」
――では、今回の映画「フライング☆ラビッツ」を見る人に伝えたいことは?
石原「まずなによりJALラビッツのことを多くの人に知ってほしいです。キャビンアテンダントとバスケ選手という二足のわらじを履いて頑張っている人たちがいるということは、私も初めて聞いた時は驚きましたし、なによりそのギャップがとてもかっこいいじゃないですか。女性が汗を流しながら真っすぐ前を向いて頑張っている姿ってとても素敵だと思うんですよ」
――年齢や経験を重ねるとなかなか体を動かしたり、行動したりすることに二の足を踏むようになってしまいますよね。
石原「10代だったら勉強と恋の両立に悩んだり、社会人のみなさんだって仕事とスポーツを両立させようと頑張っている人も多いと思うんです。男女問わず、そんな人たちに、ゆかりをはじめとするヒロインたちの"欲張り度"が刺激を与えられると嬉しいですね。多くのスポーツや運動がそうであるように、"始まる前の足の重さ"よりも、"終わった後の足の軽さ"をこの作品を観て感じてもらえればと思います」
まるで本物のバスケ選手のようにすがすがしい表情でインタビューに答えてくれた彼女。あれこれ悩む前に一歩、踏み出せば、きっと何かが変わる――そんなメッセージが彼女の瞳とこの映画には込められているように思えた。
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