【レポート】
24日、一流映画監督への登竜門として名高い「第30回ぴあフィルムフェスティバル」(PFF)が都内にて行われ、その中で文化庁の若手映画作家育成プロジェクト作品が上映された。イベントには、上映作品の監督である、タテナイケンタ監督(『直下型の女』)、児玉和土監督(『さよなら、ジョージ・アダムスキー』)、が登場した。
昨年の同プロジェクトを通じて製作された計5本の短編のうち、PFF入選経験のあるタテナイケンタ監督と児玉和土監督の作品が、本年度PFFの招待作品として上映された。
『直下型の女』のタテナイ監督は「ビデオだとたくさんテープを回せるが、35mmではセッティングに時間がかかってワンカットを撮るのが大変なんです。ひとつひとつをもっと大事に撮らないといけない、それはビデオでも同じなんだと改めて気付かされました」とコメント。フィルム撮影を経験したことで、撮影に対する意識に変化があったようだ。
一方、『さよなら、ジョージ・アダムスキー』の児玉監督は、「9割以上のスタッフが今まで一緒にやったことのない人達だった。技術的なことに専念するため、また撮影チームのモチベーションを高めるためにも、いかにスタッフとのコミュニケーションが大事であるかが分かりました」と語った。児玉監督は、自分のイメージを相手に伝える言葉の重要性を感じたようだ。
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「作品の長さを規定の30分に収めるのが大変だった」と語るタテナイケンタ監督 |
「撮影の秘訣がつかめた頃にはもう最終日だった」と語る児玉監督 |
文化庁の若手映画作家育成プロジェクト
若手映画作家育成プロジェクトは若手作家の支援と日本映画の活性化を目指す文化庁の委嘱事業。2006年より開始され、本格的な映像制作技術を学べるワークショップの実施、また新たな才能の発掘を目的とした作品発表の場を提供している。自主制作映画の映像フォーマットにビデオを選ぶことが主流となっている昨今において、35mmフィルムでの製作を経験できるのは貴重なチャンス。また友人・知人の枠を越え、プロの技術スタッフによるサポートを受けられる点も、新人映画作家にとって大きな意味を持つ。
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