【レポート】
24日、都内にて開催されていた「第30回ぴあフィルムフェスティバル」(PFF)おいて、「第18回 PFFスカラシップ」作品が上映された。イベントには、上映作品の監督である、内藤隆嗣監督(『不灯港』)と「PFFアワード2007」でグランプリを獲得し、第19回PFFスカラシップの権利を獲得している石井裕也監督が登場した。
PFFスカラシップは、製作から劇場公開までPFFがトータルプロデュースする長編映画の製作援助システム。これまでも矢口史靖氏、李相日氏などの有名な監督を輩出してきている。今回、第18回目を迎えるPFFスカラシップ作品は、内藤隆嗣監督の『不灯港』。
第18回PFFスカラシップ作品『不灯港』の内藤隆嗣監督は、東京都立大学理学部数学科在学中に世界約30カ国を放浪。大学卒業後に制作した『MIDNIGHT PIGSKIN WOLF』でPFFアワード2006企画賞(TBS賞)を受賞した。PFFスカラシップの権利を獲得して制作し、この上映イベントで初公開となった作品が『不灯港』。『不灯港』はハードボイルドを気取る孤独な独身漁師を主人公にしたコメディ作品。なお、本作は現在のところ劇場公開未定。
また、すでに第19回PFFスカラシップ作品の監督として石井裕也監督が決定している。石井監督はPFFアワード2007でグランプリを獲得。「アジア・フィルム・アワード(AFA)」でも第1回「エドワード・ヤン記念」アジア新人監督大賞を受賞するなど、その才能は各方面から注目を集めている。
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異色でエキセントリックな作風と紹介された内藤隆嗣監督 |
第19回PFFスカラシップの権利を獲得している石井裕也監督 |
PFFスカラシップ
PFFスカラシップは、製作から劇場公開までPFFがトータルプロデュースする長編映画の製作援助システム。自主制作映画の主流が8mmだった1984年に「8mm経験しかない監督がプロと組めば可能性が広がるのでは」と実験的にスタートされた。現在もPFFアワード受賞監督のうち面接を含めた企画コンペティションから毎年1名が選ばれ、専任プロデューサーのもとで1年をかけて脚本を完成。3000万円とされる予算から作品意図に沿った撮影を行い、劇場公開や海外発表などあらゆる可能性にチャレンジできる。これまでも橋口亮輔氏、矢口史靖氏、李相日氏、荻上直子氏ら第一線で活躍する監督を輩出している。 また前回のスカラシップ作品『パーク アンド ラブホテル』(熊坂出監督)に至っては第58回ベルリン国際映画祭で最優秀新人作品賞に輝く快挙を達成している。
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