その他の話

ということで、以下こぼれ話をいくつか。

FreescaleはmobileGTというPowerPCベースの自動車向けソリューションを提供するAllianceを結成して、ボードやソフトウェア、ODMなどのサービスを用意している。

mobileGT関連ブースはTechnology Labに幾つかあり、これはSTxのブース

会場ではカーナビゲーションその他をまとめて1つのCPUで実行するデモを行って性能をアピールしていたのはいいのだが、こちらのベースはe300。その一方でFreescaleはe200コアも積極的にAutomotive向けに投入しており(例えばこちら)、依然としてPower ISAとPowerPC Classicが混在する状況に変わりは無い。STxに聞くと「いや顧客のニーズだから」との返事。通信機器向けはQorIQの投入で全面的にPower ISAに切り替わったが、自動車向けからPowerPC Classicがなくなる日はまだ当分訪れそうにない。

奥の画面はカーナビ、手前は3D CG描画だった

このボードの詳細はこちら。搭載するのはe300ベースのMPC「5121e」。Freescaleから購入した場合の価格は$999。まぁ開発ボードだからこんなものであろう

ところで昨年、IPextremeがe200コアの提供を開始した話はレポートしたが、e300/500に関しては「今は言えないけど、遅れている」との事。公式な理由は「われわれのEngeneering Resourceは限られており、今はe200で手一杯だ」だそうである。非公式な話は(はっきりとは答えてくれなかったが)どうも45nmに絡んで色々あるようであった。

最後がe700。ロードマップからすっかり消えてしまったe700はどこに行ったのか? と思ってMeet the expertの会場でたずねてみたところ、「まだe700がなくなった訳ではないし、開発も続けていると思うが、今はe500にfocusしている」という、誠に歯切れの悪い返事が。IPCの向上よりもMulti-CoreのScalability向上という方向にFreescale全体で舵を切りなおし、この結果e700の開発がSlowdownしているのではないかと思われる。