通信大手のKTグループで、ポータルサイト「Paran」を運営するKTHは、2008年上半期にネティズンからの関心が高かった、各分野別の人気検索語を発表した。

今回集計された人気検索語は、2008年1月から6月まで、ネティズンが多く検索した検索語を、「ホットイッシュー動画」「ホットイッシュー人物」「新造語」「ユーモア/猟奇/荒唐」「感性」といった分野に分けている。

「ホットイッシュー動画」部門で1位になったのは、米国産牛肉の輸入に反対する大規模街頭デモのことを指す「ろうそく集会」だ。デモはいまや全国民の関心事であるほか、時折警察との衝突場面なども撮影・公開されており、これを見ようと多くのネティズンが検索を行ったようだ。

これと同時に「狂牛病の牛」も3位にランクインしている。10位には「キムバプおばあさん暴行」という文字があるが、これはろうそく集会現場でキムバプ(韓国のりまき)を売っていた高齢の女性と青年が言い合いとなり、かっとなった青年が女性を暴行したという事件で、その動画がインターネット中に広まった。

このほか2位には「崇礼門(南大門)火災」、4位には「中国四川省地震」が入った。崇礼門火災は、深夜に男が崇礼門に忍び入り放火して国宝を焼き払った事件で、燃え上がる崇礼門の動画が出回ると同時に、警備体制の甘さが糾弾された。また四川省地震については、被害が大規模だっただけに韓国でも関心度が高い。

「ホットイッシュー動画」部門の順位

順位 キーワード 解説
1位 ろうそく集会
2位 崇礼門火災
3位 狂牛病の牛
4位 中国四川省地震
5位 1泊2日 人気バラエティ番組
6位 私たち、結婚しました 人気バラエティ番組
7位 いいしソング 通信会社のSK Telecomによる人気CMソング
8位 チェンジ 人気バラエティ番組
9位 キム・ヨンア もしも フィギュアスケートのキム・ヨンア選手が、テレビで
「もしも」という歌を歌ったことが話題に
10位 キムバプおばあさん