【インタビュー】

ネッシー、ツチノコ、スカイフィッシュ - UMA研究家・天野ミチヒロ

4 スカイフィッシュを訪ねて

    木全直弘  [2008/06/26]

    ――最後に、90年代に入って、俄然注目を集めているスカイフィッシュについてですが……。

    「これも、見たっていう人に、お話をうかがいに行ってきました」

    ――行かれる前の下調べの段階では、どのような感触をお持ちでしたか?

    「まるっきり信じてませんでしたね(笑)。生物学的にあり得ないと思って。都市伝説に近いのかなあと思っていたんですけれども、でも行ってみたら、また考えが変わりました(笑)」

    ――見たという方のお話を聞かれて……。

    「お二人の方にお会いしてきました。神戸の六甲山なんですけど。スカイフィッシュの飛行ルートになってるらしいんですよ。そのうちのおひとりは、UFOの研究をしてらっしゃる方で、UFO写真をもう十数年撮られているんです。その方が撮影してらっしゃるときに、偶然写っていたと。関西地区では有名な方なんですけれども、お宅におじゃまして、いろいろ見せていただきました。その方がおっしゃるには、スカイフィッシュっていうのは龍だというんですね。なんか、次元が開いて、次元の向こう側から飛んでくると」

    ――もはや生物学の域を超えてますね(笑)。

    「そう言われてしまうと、証明されてない存在だけにウソだと言うこともできず……。写真にも写っていて、よく東スポとかにも載ってますね。一面に(笑)」

    ――それで、例によって現地に行って、自分の目で見てみようと……。

    「実は、さっきまでの話と矛盾しますけど、私、スカイフィッシュを捕獲しに行ったんですよ。やっぱり捕らえられるものなら、サンプルを一匹捕まえようと。あらかじめバッティングセンターに行って訓練しましてね、プラスチックのバットを持って行って。友達にブーメランを投げてもらって、それを打つ練習をしてから行きましたね」

    ――そんな『巨人の星』の特訓みたいなことを……(笑)。

    「まさしく『巨人の星』の特訓でして、大リーグボール1号というのは、打者のバット目掛けて球が飛んできます。わざとバットに当てて凡打に打ち取る。星飛雄馬が球質が軽いという致命的な欠点を逆用して編み出した。梶原一騎先生の天才的なひらめきです」

    ――そうでしたね。そしてその魔球は、球をストライクゾーンに誘い込んで打つ、という打法によって打ち砕かれる。

    「で、先ほどのUFO研究家の方によると、スカイフィッシュはテレパシーを持ってて、人間の思念をキャッチできるんだそうです。ある日、写真を撮りやすいように"輪をくぐってください"と念じたら、くぐったらしいんですよ」

    ――そうなんですか(笑)。

    「そこで私はそれを応用して、先に輪を付けた釣竿を地面に立てて、"ここを通ってください"と念じて誘い込む。スカイフィッシュが輪を通ったところで、大リーグボール1号を打ち砕く要領でバットで打つと」

    ――ヘタしたら、死んじゃうじゃないですか(笑)。

    「まあ、一匹ぐらいは。サンプルのために」

    まず、先に輪をつけた釣竿を地面に立てる

    次に、スカイフィッシュを打ち砕かんとプラスチック製のバットを構える天野さん

    ――どこで、それをやったんですか?

    「摩耶山というところの上に行きまして。ロープウェーで行かなきゃいけないようなところなんですけれども。でも、神戸でもうお一方お話をうかがった方によると、実はこれは無謀な試みでして」

    六甲山地の中央に位置する摩耶山。山頂付近までロープウェーが通じている

    ――無謀?

    「その方は50年ほど前、子どものころにスカイフィッシュに襲われたそうなんですよ。その話が実名入りで神戸新聞に載ってたんで、訪ねて行ったんです。襲われたとき一緒にいた方が、かまいたちのように脇腹を切られたそうです。そのときは群れだったそうで、たまたま持ってた竹竿で叩いたら、2、3匹死んじゃったそうです。それで怖くなって、必死に謝ったと。その方はスカイフィッシュのことを竜神様と呼んで毎日、ご夫婦でお神酒とお米をお供えしていらしゃいます。そうなると、もはや信仰の対象ですね。だからインチキ扱いはしたくないですね。私には見えませんでしたけど」

    ――なるほど。どうもありがとうございました。

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