【レポート】

盗まれなかったもう1枚の『叫び』を見にノルウェー国立美術館へ

2 ムンクの傑作を見ることができるノルウェー国立美術館

    寺田祐子  [2008/06/20]

    『生命のダンス』(1899年 画布、油彩 125.5×191cm)

    月が浮かぶ夜の海をバックに、オースゴールストランの海辺でダンスに興じる男女が描かれている。女の人生の諸相をダンスに託して象徴しているという。

    『マドンナ』(1894年~95年 油彩・カンヴァス 91×70.5cm)

    「マドンナ」についてのテキストと思われる散文詩がある。

    全世界がその運行を止めた
    制止のとき
    きみの顔は地上のすべての美をとどめている
    熟れた果実のようにきみの唇は
    苦しげに開かれる
    死体のほほえみ
    今生が死に向かって
    手をさしのべる
    死に絶えた幾千もの世代を
    生まれ来る幾千もの世代につなぐ
    絆が結ばれる

    ムンク美術館にあった『マドンナ』は『叫び』と同じく強盗団に盗まれたが、修復作業を経て一般公開されている。こちらはノルウェー国立美術館の作品。

    その他ムンクの作品

    『病める子』(1885年~86年 油彩・カンヴァス 119.5×118.5cm)

    『病室での死』(1893年)

    『橋の上の少女たち』(1901年 油彩・カンヴァス 136×125.5cm)

    『灰』(1894年 油彩・テンペラ、カンヴァス 120.5×141cm)

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