次は、iSightの利用だ。近年のMacは、ノート型でもデスクトップ型でも、iSight搭載機が増えてきた。これらを簡単に利用できるのだ。

使うのは、IKPictureTakerクラスである。使い方は、非常に簡単だ。runModalメソッド、またはbeginPictureTakerSheetForWindow:withDelegate:didEndSelector:contextInfo:メソッドを呼べば、iSightで写真を撮るためのダイアログが表示される。後は、それを使ってユーザに写真を撮ってもらえばいい。

このパネルは、色々とカスタマイズすることが出来る。たとえば、Recent Picturesポップアップメニューを表示するかどうか、エフェクトパネルを表示するかどうか、などだ。これらは、キー値コーディングであるsetValue:forKey:を使って設定することになる。

撮った後は、outputImageメソッドを使って、画像を取得出来る。

IKPictureTaker.h

- (NSImage*)outputImage;

この機能もアプリケーションに組み込んでみた。写真を撮ると、その画像をブラウザにどんどん追加していくものである。これを使えば、簡単なアルバムアプリケーションがすぐに出来上がるだろう。