【レポート】
毎度世界貿易センター ホール1の2Fには怪しげなメーカーがひしめき合っていたのだが、その一部が今回から南港ホールに移った。より広い南港ホールに移ったのだからもっとブースが広くなったかと思えば相変らずの小スペースで、そこは依然としてカオスな雰囲気を保っていた。そして狙い通り怪しげなパーツを発掘することができた。
この一画で見つけた今年最大の怪しげパーツはスターリングクーラーだ。スターリングエンジンといえば熱と気体の膨張を利用し、それを動力にピストン運動に変換するメカニズム。3月に開催されたCeBITではMSIが「Air Power Cooler」としてデモし注目を集めていたのが記憶に新しい。ただ、MSIのブースでは今回このAir Power Coolerのデモは確認できず、筆者の知る範囲内では今回のスターリングエンジンクーラーのデモは「POLO TECH」というメーカーが唯一である。
写真はPOLO TECH製スターリングエンジンのクーラーのデモ機。ヒートシンク上の円柱部分に膜のようなものがありこれがペコペコと上下に動く。そしてそれに連動して上に乗った歯車がクルクルまわる。これだけである。しかも、取材完了後に撮影写真を注意深く見てみたのだが、ヒートシンクや、そこに風を当てる仕組みが無い。それどころか後にこっそり小型ファンが置かれているようにも見える。謎だらけだ。このブースを取材したのがCOMPUTEX最終日の閉幕1時間前ということもあり、果たして本当に冷却が可能なスターリングクーラーなのか、単に仕組みを示しているデモなのかを確認することができなかったのが心残りである。
この大げさなクーラーの上にひょっこり置かれていたのが一転してえらい小さなスターリングクーラー「STIRLING COOLER」。おそらく製品版と思われる。1枚目の写真の上部に置かれている箱に入っていたものがこれだ。パネルには「Green Product & no electrical power」とあり、製品には上部に2つの歯車、円柱部にはヒートシンクを備えている。デザイン的に見ると確かにMSIがCeBITで展示した「Air Power Cooler」に近い。が……やはりクーラーというからには冷却のためのファンとヒートシンクが必要と思われる。
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