【レポート】
台湾には多数のWindows Mobileスマートフォンメーカーが存在しているが、同じOSを採用しターゲットユーザーも近いことから、似通った端末が増えているのも事実だ。他社との差別化をどう図るか? COMPUTEX会場には特徴的な端末がいくつか展示されていた。
GIGABYTEのWindows Mobile端末は「Gsmart」のブランド名で世界展開している。ただし、HTCや後述するASUSTeK Computerよりも機種数が少ないためか苦戦しているのも事実だ。同社の端末はGPS機能を全機種に搭載しているものの、他メーカーの機種も今やGPS搭載が標準となっており、機能での差別化は難しい。そこで同社はモバイルテレビ機能に活路を求め、他社に先駆けて対応端末を市場に投入している。このうち、DVB-H方式に対応した現行機種の「t600」はすでにヨーロッパの複数の通信事業者から発売されており、海外ではモバイルテレビ対応携帯電話の数が少ないこともあってか、同社の製品はメジャーな製品のひとつになっているとのことだ。
また新製品として展示されていた「MS808」は、複数のモバイルテレビ規格に対応した世界初の「Multi Digital TV対応端末」。対応するシステムは、DVB-T、DVB-H、T-DMBそして日本のISDB-T(ワンセグ)の4方式で、ハードウェアとしてこの4つの受信モジュールを搭載しているとのこと。すなわち物理的には、このまま日本のワンセグを視聴することもできるわけだ。各方式のテレビはアプリケーションソフトをインストールすることで視聴可能になるという。なお基本スペックは、OSがWindows Mobile 6 Professional、通信方式はHSDPA、ディスプレイは2.8インチVGA、3メガピクセルカメラなど。発売は今年第3四半期の予定。日本ではまだ知名度がほとんどない同社のスマートフォンだが、ワンセグに対応することから日本での発売もあるかもしれない。
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ワンセグをはじめ世界中のモバイルテレビ方式に対応するMS808。本体左下のボタンがワンタッチでテレビを受信できる「TVキー」 |
アプリケーションをインストールするだけで各国のモバイルテレビの受信が可能とのこと |
台湾のE-TENは、Windows Mobileスマートフォンの中堅メーカーとして各国で端末を販売している。HSDPAへの対応なども早く、その技術力に目をつけた同じく台湾のAcerが同社を買収して100%子会社化している。このE-TENの最新モデル「DX900」は、世界初となる3G対応の「デュアルSIMカード端末」である。デュアルSIMカード端末とは、その名前の通り2枚のSIMカードを同時に装着して利用できる端末である。1枚を音声通話用、もう1枚をパケット通信用として使用したり、異なる2社のSIMカードを公私で使い分けるといったことができる。
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