『狼と香辛料』DVD発売イベント開催 - 小清水&福山&中原、3人のボケとツッコミが炸裂!

東京・両国にて24日、アニメ『狼と香辛料』DVD購入者イベント「ほろろん祭り」が行われた。アニメ『狼と香辛料』は、狼ながら少女の姿をした"賢狼"ホロと行商人ロレンスの旅路を描く、支倉凍砂(はせくら・いすな)の同名ライトノベルが原作。読んでいるほうが身悶えするようなふたりの甘い掛け合いが人気となり、原作は第8巻までで170万部を突破。今年1月から放映されたアニメでも、その魅力をたっぷりと味あわせてくれた。今回のイベントにはホロ役の小清水亜美、ロレンス役の福山潤、ノーラ役の中原麻衣が参加。客席を巻き込んでのクイズやトークが繰り広げられた。

会場でまず行われたのは、アニメの名場面で喋っている言葉を来場者が当てる「名場面おさらいクイズ」。会場が一番盛り上がったのは「わっちに触れると○○がもげるぞ」という問題での出来事(答えは"ナニ")。女性の挙手も多かったことに小清水は「みんなも言いたかったよね?」と、謎の問い掛け。そしてなぜか小清水の「わっちに触れるとー!」のフリから来場者全員で「ナニがもげるぞー!」と叫ぶと、なんとも言えない一体感が会場を包み込んでいた。この様子に福山からは「あとで反省会だな(笑)」という言葉が飛び出すほどだった。

続いて小清水と中原の間で行われたのが、彼女にするならホロとノーラのどちらがいいかを、会場の拍手の大きさで決めようというもの。ここで中原は「福山さんだったら、どちらがタイプですか?」と甘い声で聞くも、福山はなにを言っているんだと言わんばかりに「僕のタイプはクロエ(アニメオリジナルキャラ)ですから」と、即答。この答えにふたりは「空気が読めない」(中原)、「もういいじゃないですか、この企画」(小清水)と非難ごうごうだったが、会場からは大きな笑いが起きていた。

気を取り直して行われた、小清水、中原によるアピール。「初めてのキスはどんな場面がいい?」という質問に、小清水は「『わんわん物語』みたいに、スパゲティーが繋がっていて、そのままキスしちゃう」という、なかなかキュートな答え。対する中原は「エネク(ノーラの連れている牧羊犬)を通しての間接キス」と、こちらも原作やアニメで実際にありそうな素敵なシチュエーションを披露してくれた。

ここで判定が行われ、拍手はやや小清水のほうが優勢といったところ。ここで小清水が「じゃあ、福山さんがいい人?」と会場に聞くと、男性のお客さんが多いなか、なぜかホロと同程度の拍手が……。その様子に小清水は「今日はそういう人たちの集まりなの!?」と反応。これに福山が「俺の唇はやらないぜ」と声優口調で会場に向けて答えると、大きな拍手と歓声が聞こえてきた。

アフレコでは、現場に役者が4人しかいなかった回もあるという本作。「人数が少ないだけに、3人の関係も密になるのでは?」という司会者の問いに、小清水と中原は「チョコレートばかり食べてました」と、謎解答。その様子に福山がお手上げ状態でいると、「先輩は言葉の裏を読もうとしないね。私たちAB型なんで」と小清水が反撃。福山からは「全国のAB型に謝れ!」と、鋭いツッコミが入っていた。

トークと同時に来場者を喜ばせたのは、DVD第3巻に収録されるテレビ未放映分の第7幕先行上映。小清水が「事件も起きず、のんびりとした心が温まるようなお話」と言うように、これまでにも増してのホロとロレンスのコミカルで甘い掛け合いには、会場からは笑いが漏れていた。また会場で初披露されたのが、小清水が歌うホロのキャラクターソング「隣にいるよ」。これは6月26日に発売されるニンテンドーDS専用ソフトの初回特典CDとなっている。「今日はいっぱい喋ったから、頭から歌詞が消えているかも(笑)」と言いつつ、ホロにぴったりの優しくしっとりとしたメロディーを歌い上げてくれた。

まさに大盛り上がりとなった今回のイベント。最後をどう締めるかというと……「名場面おさらいクイズ」で小清水が実行した"アレ"。小清水、福山、中原の「わっちに触れるとー!」の掛け声に「ナニがもげるぞー!」と来場者全員で返し、拍手と笑いが巻き起こるなか、イベントは幕を閉じた。

(C)支倉凍砂/アスキー・メディアワークス/「狼と香辛料」製作委員会