【レビュー】
韓国LG電子が、世界的な人気ブランドであるPRADAとコラボレートした「PRADA Phone by LG」が、まもなく日本に上陸する見通しだ。
The PRADA Phone by LG(KE850)は、2007年1月に発表され、2月に欧米市場で販売開始されたGSM(900/1800/1900MHz)方式の携帯電話。その後、香港、タイ、シンガポールなどのアジア主要国でも発売され、韓国ではDMB(地上デジタル放送)チューナーを内蔵したモデルも販売されている。
最大の特徴は3インチのタッチスクリーンを搭載し、ほとんどの操作を画面に表示されるアイコンや文字をタップして行えることだ。昨年は、Appleが6月に発売した「iPhone」が世界的な注目を集めたが、PRADA Phoneは、iPhoneに先行してタッチスクリーンの潮流を生み出したモデルともいえよう。
日本で発売されるモデルは、欧州版をベースにW-CDMAに対応させた仕様になると予測される。LG電子がこれまで日本市場に提供してきた製品群から推測すると、NTTドコモ向けのFOMA端末として発売され、iモードに対応し、ドコモの基本サービスも利用できるものになると見込まれる。5月8日にLG電子とPRADAによる記者発表会が予定されており、そこで詳細が明らかになることであろう。
さて、このPRADA Phoneの欧州版を入手したので、その特徴を紹介しよう。
PRADA Phoneは筐体デザインだけでなく、パッケージにも趣向が凝らされている。銀色でPRADAと刻印された黒い専用パッケージは、一見すると携帯電話が収まっているようには見えない。同梱の付属品や取扱説明書なども黒で統一され、本体を納める革のケースや、カメラレンズやディスプレイを抜くためのクロスも同梱されている。欧米では、携帯電話を扱う専門店のほかに、PRADAショップでも販売されていることもあり、パッケージから付属品にいたるまで、PRADAの他のアイテムに共通するデザイン観で統一されているようだ。
本体のサイズは98.8×54×12mmで、ダイヤルキーは搭載せず、3インチのタッチスクリーン仕様の液晶ディスプレイを備える。液晶の上に「PRADA」のロゴを配し、下に電源・通話・クリアキーが1本のライン上にデザインされている。フロント面は全面パネル仕様で、多重コーティングにより強度と質感を両立させている。背面は全面が艶やかなブラックで塗装され、側面はシルバーでシャープな印象に仕上げ、PRADAのデザインテイストを強く打ち出している。手にした印象は非常に軽く、ほぼ名刺に近いサイズのため、スーツの胸ポケットなどにもスマートに収まる。
電源キーを長押しすると、画面にPRADAのロゴが現れて起動する。Flashを用いたUI(ユーザーインタフェース)もPRADAと共同で生み出されたものだという。カラー液晶だが、待受画面やメニュー画面はモノトーンでデザインされており、シンプルかつスタイリッシュな印象だ。待受画面には時計が表示されるが、指でドラッグすることで任意の位置に動かすことができる。なお、起動時や一定時間操作しなかったときは自動的にロックがかかる仕様になっており、右側面のロックキーを押すことで解除できる。
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