【レビュー】
富士フイルムの「FinePix F100fd」は、ダイナミックレンジを拡大し、35mm判換算で28~140mmの光学5倍ズームレンズを搭載したコンパクトタイプのデジタルカメラ。前回レポートした「FinPix S100FS」同様、FinePix誕生10周年の記念モデルでもある。このF100fdをレポートしよう。価格はオープンだが、4月25日現在、3万7,600円程度で販売されている(マイコミジャーナル価格情報での平均価格)。
今回発売されたF100fdは、FinePixコンパクトタイプの最高画質&高機能モデルだ。しかし従来の最上位モデル「FinePix F50fd」(以下、F50fd)も引き続き販売される。
F100fdは有効1200万画素1/1.6型のCCD「スーパーCCD ハニカムVIII HR」と画像処理エンジン「リアルフォトエンジンIII」を搭載し、ダイナミックレンジを拡張する機能を搭載する。ダイナミックレンジは従来に比べて約4倍を実現。明暗差が大きい撮影シーンでも白とびを抑えコントラストを自然な階調で再現するとしている。ダイナミックレンジはカメラが自動で設定する[AUTO]のほか、撮影の意図に合わせて[100%][200%][400%]の3つのレンジ幅が選択が可能だ。感度は、フル画素で最高ISO 3200、記録画素数は制限されるがISO 6400、ISO 12800(ともに300万画素)の高感度撮影が可能。もちろんCCDシフト式の手ブレ補正機能と顔認識機能「顔キレイナビ」も搭載している。
搭載するレンズは、焦点距離6.4~32mm(35mm判換算:28~140mm相当)の光学5倍ズームレンズ。ちなみにF50fdは8~24mm(35mm判換算:35~105mm相当)なので、焦点距離は広角域、望遠域どちらとも拡大されたことになる。開放絞り値はF3.3(ワイド端)~F5.1(テレ端)。F50fdのワイド端(35mm相当)の開放絞りはF2.8なので、広角・高倍率化したことにより若干暗くなってしまったようだ。最短撮影距離は標準状態で、ワイド端で約45cm、テレ端で約80cm、マクロ機能を使用するとワイド端で約5cm、テレ端で約50cmまで寄ることができる。
外観は、F50fdが丸みを帯びた形状に比べると、滑らかなカーブで形成されつつもフラットな印象。アルミ外装を採用しているのでヒンヤリとした触った感触がいい。形状がフラットなので持ちにくいか? と思ったが、ボディの中央にかけて薄くなっていく「ナローシェープデザイン」を採用しているため、指掛かりが良くしっかりと構えることができた。メニューを操作する十字キーの代わりに、回転するタッチホイールを採用。モードダイヤルも省略されてスッキリとしたレイアウトになっている。モニターのサイズは変わらず約23万画素2.7型液晶モニターを搭載。ボディカラーは、ブラックとシルバーの2色が用意されている。
撮影画面は、格子表示は可能だがヒストグラムは表示されない。撮影後の確認画面は、ピントを合わせた部分が拡大する画像拡大機能を備え、素早くピントの確認ができた。個人的には、撮影・再生時にヒストグラムが表示や白飛び表示が可能になると、ダイナミックレンジ拡張時にダイナミックレンジ幅を決定するのに参考になるので表示してほしかった。
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