【レビュー】

さくら行きます! 三華撃団揃い踏みでダンジョン突入!? - 『ドラマチックダンジョン サクラ大戦 ~君あるがため~』

1 第一話「糸井さん、サクラがDSになります」

    糸井一臣  [2008/04/26]

    「糸井さん、サクラがDSになります」

    仕事中、隣の席の編集C氏がおもむろに話しかけてきた。
    「サクラ? ああ、サクラ大戦ですか。セガの発表会でもやってましたね。あのシレ……」
    「サクラがDSになります」
    「はいはい、だからあのシレ……」
    「サクラがDSになるんですよ」

    編集C氏は私に何かを言わせたくないようだ。

    「とりあえず、糸井さんにはレビューをやってもらいます」
    「はい?」
    「サクラがDSになるんですよ。それはレビューの1本くらいはするでしょう」

    ……すっかり失念していたが、編集C氏は「サクラ大戦」についてひとかどならぬ想いのあるお人だった。

    「いや、レビューをするのはいいですけど、あんまりサクラ大戦は詳しくないですよ。Cさんがやったほうがいいんじゃないですか? あ、でもシレ……」
    「とにかくレビューをお願いします」

    私の一番いいたいことはNGワードらしい……。

    人気の『サクラ大戦』がニンテンドーDS向けに登場

    「サクラ大戦」シリーズは"ドラマチックアドベンチャー"として、10年以上も続く人気タイトルである。ゲームだけではなく、映画やTVアニメ、舞台など幅広いメディア展開が行われており、一度も名前を聞いたことがないという人はほとんどいないのではないだろうか。

    「ドラマチックダンジョンRPG」として生まれ変わった「サクラ大戦」の最新作。帝都、巴里、紐育の三華撃団揃い踏みだ

    時代は"太正"。帝都、巴里、紐育を舞台に、うら若き乙女たちが悪と戦う勧善懲悪もの。ヒロインたちは"光武"をはじめとする霊子甲冑、まあロボットみたいなものに乗って戦うわけだが、基本的に彼女たちは、生身でもハンパでなく強い。このあたりが今回プレイする『ドラマチックダンジョン サクラ大戦 ~君あるがため~』のキーワード的なものにもなってくるが、その話はまた後で。

    帝国華撃団・花組(左)と紐育華撃団・星組(右)のメンバーたち。巴里を加えて総勢18名のヒロインというのはかなりの大人数です

    無理やりレビューを押し付けようとする編集C氏。しかし、ここで黙ってうなずくわけにはいかない。

    「いやだから、サクラ大戦は嫌いじゃないですけど、そんなに詳しくないですから」
    「糸井さんなら大丈夫です」
    「あ、でもシレ……」
    「糸井さんなら大丈夫ですから」

    こういうときだけはなぜか準備のよい編集C氏。おもむろに紙袋を押し付けてきた。中を見ると、「サクラ大戦」シリーズのソフトやDVDが山のように……。

    「あの、まずは黙ってこれまでの作品をプレイしておけ、ということだと思いますが、さすがに"サターン"とか"ドリキャス"は手元にないので……」
    「それくらい持っていて当然だとは思いますが、無いものは仕方ないですね。とりあえず、アニメのDVDだけでもチェックしておいてください」
    「……は、はい?」

    私をNoの言えない日本人にしてしまう勢いである。まあ、ここまで言われればやるしかない。とりあえず、紙袋の中をチェックしたところ、プレイステーション 2用のパッケージが見当たらない。

    「とにかく、基本に立ち返るのが一番ですから」

    たしか、「サクラ大戦」はPS2やPSP向けにもリメイクされていたはずだし、『サクラ大戦V~さらば愛しき人よ~』は最初からPS2用としてリリースされたハズだが……。

    第二話

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