【レビュー】

タブレットPCだけに収まらない、モバイルPCとしても使いたい-日本HP「HP Pavilion notebook PC tx2005/CT」

 

日本HPの「HP Pavilion notebook PC tx2005/CT」

日本HPが渾身の力を込めて送り出した「HP Pavilion notebook PC tx2005/CT」は、ルックス、スペック、使いやすさ、すべてが高いクオリティを誇るタブレットPC。高級感のある作りながら、直販価格で10万円程度(夏モデルのtx2105/ctでは配送料込みでも9万5,000円程度)というのもうれしい。

美しく高級感のある外観

「hibiki」デザインのイメージ

日本HPといえば、美しいZEN-designを思い浮かべる人も多いだろう。このtx2005も当然、ZEN-designをあしらわれている。「音や影響などが放射線状に広がっていく様をモチーフ」とした「hibiki(響き)」だ。天板とパームレストに、円が二重三重に美しく描かれている。

ペンでも指でもokの直感操作

タブレットPCは、電磁誘導式の専用ペンを使うタイプか、感圧式の指などどんなものでも操作できるタイプに分けられる。それぞれ一長一短があり、電磁誘導式は精度の高い操作が可能だが、専用ペン以外での操作ができない。タッチペンタイプは指でも気軽に操作できるが、少々精度が甘くなってしまう。だが、tx2005はその両方の良さを取り入れているのだ。

tx2005は通常は感圧式になっているのだが、専用ペンが画面に近づくと自動的に電磁誘導式に切り替わるのである。これが使ってみると実に快適。通常は指で操作を行えるので狭い場所でも気軽に扱える。文字を書くといった細かい動作が必要になったときだけ、スマートに本体横から専用ペンを取り出すのだ。これまでのタブレットPCに足りなかったのは、この気軽さと繊細さではなかろうか。

ボタンひとつで画面の向きを自由に変えられる

専用ペンは右パームレストの下に収納可能

また、ペンを近づけると接触する前に画面にポインタが表示される。これは、間違えて別の場所を選択してしまわないための配慮だ。こういったかゆいところに手が届く作りがうれしい。

12.1型ワイドの液晶面を回転させてタブレットスタイルにした場合の画面方向は、ボタンひとつで4方向に切り替えられる。反応速度は一瞬待つ程度だった。

キーピッチは広く19mm

コンパクトなボディながら、キーピッチは19mmを確保。タッチは悪くないが、カーソルキーやファンクションキーが小さく、すべてのキーを快適に打ち込むには少々慣れが必要かと思わされた。

ディンプル加工のタッチパッド

タッチパッドは本体と一体となっており、ディンプル加工されている。右横にスクロールバーを配置しており、操作感は非常に良い。

高いエンタテインメント性も特徴

モバイルといっていいほどのサイズながら、AV機能が充実しているのも特筆すべきポイントである。DVD再生のためのショートカットボタンがあるほか、スピーカーに「ALTEC LANSING」製のものを使用しており、小さいながらも高音質を楽しめるようになっている。

さらに、電源のオン/オフ、DVDの再生や停止などといった操作が行えるリモコンを同梱。机上にミニシアターを構築することが可能だ。

ALTEC LANSINGのスピーカーを液晶下に搭載

様々な動作を操作できるリモコンを装備

モバイルにはちょっときついが不可能ではない約1.97kg

これだけの機能性を高級感を持っていながら、10万程度という価格は驚異的ですらある。ただし、惜しかったのが重量だ。308(W)×223(D)×39(H)mmというサイズであり指紋認証システムを搭載しているので持ち歩きたくなるのだが、液晶面の特殊な機構のためか重量が約1.97kgあるのだ。カバンに入れて気軽に持ち歩くには少々きついかも。しかも、FFBenchのデモをローモードでループさせるテストにおいては、1時間23分という稼働時間だった。もうちょっとバッテリーが保てば重量は我慢できるのだが。ただし、大容量バッテリを別売しているので重量を気にしないなら稼働時間の問題はクリアーできる。

夏モデルでは対応無線LAN規格に変更がある

tx2005は春モデルなのだが、4月21日にはtx2105という夏モデルが発表された。ただし、大きな違いは無線LANの802.11b/gのみに対応したモデルが登場したこと。価格は7%下がっているのでそちらの方がお得かもしれない。

ベンチマーク

3DMark06(800×600ドット) CPU Score 1432
3DMark 222
フルパワーモードにてFFBenchをローモードでループさせたバッテリ持続時間(9セルバッテリ使用) 1時間23分

スペック(テスト機)

CPU Athlon 64 X2 TK-57
チップセット NVIDIA C51M
メモリ 1GB(最大2GB)
グラフィックスチップ チップセット内蔵
ディスプレイ 12.1インチワイド TFT 液晶ディスプレイ(1,280×800ドット)
HDD 120GB HDD (SATA、5400rpm)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
有線LAN 内蔵(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T)
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n
Bluetooth 内蔵
モデム 内蔵
Webカメラ なし(オプションで選択可能)
その他の主な機能 指紋認証
メディアカードスロット 内蔵(SD/MS/MMC/xD対応)
拡張カードスロット ExpressCard/34スロット
インタフェース 外部ディスプレイ(D-Sub15ピン、Sビデオ出力)、USB2.0×3、ヘッドホン出力、マイク入力
本体サイズ 308(W)×223(D)×39(H)mm
本体重量 約1.97kg
バッテリ駆動時間(公称) 2時間(4セルバッテリ)、4時間(6セルバッテリ)
OS Windows Vista Home Premium
価格 10万9,200円
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