スケジュール管理はGoogleカレンダー? Outlook?

個人で使えるカレンダーアプリケーションとして、「Googleカレンダー」を使っている人は多い。Webアプリケーションなので、インターネットに接続してさえいればどこからでも使え、さらにAjaxを駆使してGUIアプリケーションと変わらぬ操作性で利用できるので非常に便利だ(図1)。

図1 「Googleカレンダー」の画面。Ajaxを使ってGUIアプリケーション並みの操作性が得られる

その一方、職場ではスケジュール管理にMicrosoft Outlookの「予定表」機能を利用している人が多いだろう(図2)。ただ、便利なソフトウェアではある一方、ネット上で利用するGoogleカレンダーにくらべて使用環境がWindows上に限定されてしまうところが難点といえる。また、Outlook自体は市販ソフトウェアであり、個人のスケジュール管理のために購入するというのも気軽にできる話ではない。そのため、職場のOutlookと、職場以外で利用しているGoogleカレンダーのスケジュールデータの分断が起こってしまっているのが現状だ。

図2 Microsoft Outlookの画面。メール、カレンダー、タスク管理と統一したインタフェースで管理できるオフィス向けPIMの代表だ

GoogleカレンダーとOutlookを同期させる『Google Calendar Sync』

その解決手段として考えられるのが、"GoogleカレンダーとOutlookの予定表データを同期する"という方法。この手のソフトウェアはこれまでもいくつか登場してきたが、ここで紹介するのはGoogle製のソフトウェアだ。その分、互換性の高さが期待できる。

Googleカレンダー⇔Outlook間で同期を行なうGoogle製ソフトウェアは『Google Calendar Sync』。Windows向けのソフトウェアで、インストーラ形式で提供されている。面倒な設定はなく、ごく簡単に利用できる。今回はインストールから起動、そして互換性の検証を行ってみた。