【レポート】

南房総猫めぐり(1) 100匹の猫とたわむれる"猫の楽園"--猫(にゃん)だ! パーク

1 猫が暮らすお部屋にお邪魔する

    浅倉彩  [2008/04/01]

    千葉県南房総市、富浦にある「猫(にゃん)だ! パーク」は、気ままにお部屋を歩き回る約30種類100匹の猫ちゃんたちと自由に戯れることができるという、めずらしいタイプのテーマパークだ。2~3週間に1度通うリピーターもいる人気ぶりという同パークを、カメラ片手に訪ねてみた。

    私の地元、神奈川から車を走らせること約1時間半。アクアラインで東京湾を渡り、富津館山自動車道を終点の富浦ICで下り、さらに5分ほど走った国道127号線沿いに、お目当ての「猫だ! パーク」を発見した。菜の花の黄色に春を感じる周辺エリアには、地元農産物の直売所やソフトクリームの売店などもあり観光ムードが漂う。

    ホームセンターを改装したという建物外観(左)。地元農産物の直売所と隣接している

    猫だ! パーク
    開園時間 : 10:00~17:00※季節により、変更する場合があります。
    入園料 : 大人(中学生以上):1,000円 小人(4才~小学生):500円
    所在地 : 千葉県南房総市富浦町青木177-1

    ガラスの自動ドアから建物内に入り、受け付け兼ショップのレジで入場料を支払い、ゲート横にかけられた「猫だ! 七カ条」を読む。

    猫だ! 七カ条
    一、猫の嫌がることは厳禁です。(大声を出したり、追いかける等)
    二、飲食物は持ち込まないでください。
    三、ペットの同伴はできません。
    四、ストロボ撮影は厳禁です。
    五、猫に餌を与えないで下さい。
    六、場内は禁煙です。
    七、スタッフの指示に従って下さい。
    八、レーザーポインター、猫じゃらし等の持ち込みはできません。

    さらに、外からばい菌を持ち込まないよう、両手と靴を消毒してから入場するという猫のご機嫌と健康に配慮したシステムだ。

    ゲート左手に見えるのが消毒液。ゲート内部の床には消毒液をしみこませた足拭きマットが用意されている

    これぞ猫と猫好き人間の楽園

    ところで、ごくごく一般的な凡人の私は、100匹の猫が放し飼いにされているところを見たことがなかった。そのため、部屋の中で猫がひしめき合っている図を想像していたのだが、入場した瞬間、そんな想像を鮮やかに裏切る光景が目の前に……。

    園内の様子

    ニホンネコには和室がお似合い

    視界にとらえることができたのは10匹前後。あとの猫たちはベンチや、中央に据えられた休憩所、奥に位置する和室などにちらばっているのか、混雑している様子はまったくない。同パークの園長で運営会社クラブキャットファミリー代表取締役の佐野寿明氏によれば、「とにかく猫たちが幸せに暮らせて、穏やかな可愛い顔をしていられるように心がけています」とのことで、相性の悪い猫同士が顔を合わせないよう、2組に分けて遊ばせるなどの配慮が行き届いている。猫好きの人間だけでなく、猫にとってもパラダイスのようだ。

    ところが、初めて来た私は、思い思いの場所でくつろぐ猫にどう近づけばいいのか戸惑ってしまった。新しい職場に初出勤した朝の新人の気分。そこで、仲良くしてもらうコツを佐野さんに聞くと、「追いかけると逃げられます」ときっぱり。「無理に抱き上げるなんてもってのほか。寝ている猫のそばにそっと座ってみてください。気が向けば猫のほうからひざに乗ってきます」。なるほど、こちらもまったり気分で臨むのが正解のようだ。待ちきれないという人は、1時間に1回数量限定で販売されるおやつ(猫たちの健康管理のために数量限定)や、レンタルの猫じゃらしで気を引くという奥の手(?)も用意されている。

    次ページからは、私が出会った猫ちゃんたちを、一挙に紹介していこう。

    寝ている猫の隣をゲットするのがふれあいの第一歩

    こんなシーンに出会ったら、接近のチャンス!

    園内をぶらぶらしていると、ちょうどよく寝ている猫ちゃんに出会える

    おやつを買えばこのとおり

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