【レポート】

第35回 東京モーターサイクルショー(2) - マイペースで新型を投入する輸入御三家

    西尾淳  [2008/03/28]

    海外の二輪メーカーは日本の4社ほど器用ではなく、自分達のやり方を頑なに守ってきた。それが個性となり、ここにきて日本でも人気を博している。東京モーターサイクルショーでの、輸入二輪車の"御三家"ともいえる、BMW、ドゥカティ、ハーレーダビッドソンのブースを覗いてみた。

    参考出品やニューモデルが盛り沢山のBMW

    BMWのブースは元気だ。ブース最前列には水平2気筒エンジンのRシリーズをベースにしたハイパフォーマンスモデル「HP2スポーツ」を置き、それに並べるようにHPシリーズの「HP2 メガモト」、「HP2 エンデューロ」を展示する。白青の巨大なマシンが並ぶ様は圧巻だ。また、奥の壇上には参考出品として「G450X」が置かれ、他のBMWとは別の威厳を見せている。

    この春のイチオシモデルは発売が始まったばかりの「F650GS」。800ccのパラレルツインエンジンで、市街地からツーリングまで余裕でこなす。展示車に付いていたパニアバッグは、可変容量の凝った作りのもの。ちなみに本国で発表されている「F800GS」は、年内の日本導入は行なわれないとのこと。

    また最近人気の高いのがGPSナビゲーションシステム。BMWも純正オプションとして用意しており、新車への装着率も非常に高いという。会場でもR1200GSなど、装着した状態のモデルも展示されていた。

    ボクサーエンジンのレーサーともいえる「HP2スポーツ」

    「HP2スポーツ」のヘッドはカーボンで被われる

    「HP2スポーツ」の駆動はシャフトドライブ

    「HP2 メガモト」(左)と「HP2 エンデューロ」(右)

    一段高いところに置かれた「G450X」

    非常にコンパクトな「G450X」のエンジン

    日本での市販が始まった「F650GS」

    容量が変わるパニアケース

    つい最近モデルチェンジを行なった「R1200GSアドベンチャー」

    BMWの純正GPSナビゲーション。形はホンダのそれによく似ている

    ドゥカティはフルモデルチェンジの「モンスター」がメイン

    イタリアの雄、ドゥカティのブースは10数年ぶりにフルモデルチェンジを行ない、新しくなった「モンスター696」が中心に置かれている。このモデルは従来のモンスターとデザインは似せているが中身は別物。フレーム構造から違っていて、タンクはカバーで被われている。

    日本に最初に輸入されるモンスター696は、写真のネイキッドタイプではなく、カウルの着いた「モンスター696+(プラス)」というモデル。しかし関係者も多くはそのカウルをまだ見たことがなく、どんなデザインなのかわからないという。日本での発売開始は6月。ドキドキしながら待ちたい。

    新しい「モンスター696」

    「モンスター696」のホワイトバージョン。ほかにブラックも展示されていた

    従来版モンスターの高性能モデル「S4R テスタストレッタ」。998ccエンジンは130HPを発揮する

    ドゥカティといえばスーパーバイク。その最高峰がこの「1098R

    イタリアのデザインはちょっと真似できない

    マイペースで進化するハーレーダビッドソン

    ハーレーダビッドソンは、いつものように、毎年少しずつ進化している。今年のニューモデルは3モデル。「FXCW ソフテイル・ロッカー」はサテン仕上げのハンドルライザーやメーター基部、ボディ同色フレームなどで、独特の雰囲気をもつ。「FXCWC ソフテイル・ロッカーC」はメッキベースだが、収納式のリヤシートを備えるユニークなモデル。「FLSTSB ソフテイル・クロスボーンズ」はクラシカルなスプリンガーフロントフォークが特長だ。

    今年でハーレーダビッドソンは生誕105周年を迎えるが、それに合わせてブラウン色のアニバーサリーモデルが各モデルに用意される。また、生誕25周年を迎えるビューエルは、基本コンセプトはそのままにカラーリングの変更、車体細部にわたりリファインを実施している。

    FXCW ソフテイル・ロッカー

    FLSTSB ソフテイル・クロスボーンズ

    ビューエルの各モデルも展示される

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