WOWOWはこのほど、東京国際フォーラムにて「卒業」をテーマにしたオムニバス・ライブ『卒業のうた~songs for tomorrow~』を開催。今井美樹、一青窈、平原綾香、森山直太朗ら人気アーティストが、3月の卒業シーズンにちなみ、"ひとつの空間で、歌から伝わる喜びや感動を共有しよう"というテーマのもと、卒業ソングの数々を熱唱した。

出演アーティスト。写真左から、LOVE、平原綾香、一青窈、今井美樹、森山直太朗、秦 基博、川江美奈子

この日、今井美樹、一青窈、平原綾香、森山直太朗ら人気アーティストたちの歌声を生で聴こうと、会場に駆け付けた観客(WOWOW加入者)の数は、約1000人。事前に募集した"思い出に残る卒業ソング&エピソード"には、約7000件もの応募があり、選りすぐりのエピソードが短編小説のような美しい映像となって、アーティストが交代する際に会場の大きなスクリーンに映し出された。

約3時間のライブで歌われた卒業ソングは全21曲。会場内は、終始控えめの照明で、落ち着きのある空間が演出されており、そこで次々と繰り広げられるアーティスト個人のパフォーマンスと、一青窈&森山直太朗、森山直太朗&今井美樹などの豪華な歌のコラボレーションも観客たちの心を魅了していた。トークタイムでは、森山が観客に「思い出の卒業ソングは?」と問いかける場面もあり、ファンからは森山の代表曲「さくら~~」と大声でリクエストを受けた際は、「君が"さくら"みたいになっちゃったね(笑)」と笑顔で返し会場を沸かせていた。

出演アーティストからのメッセージ「"卒業"する人へ……」

何かが待ち構えている明日へ、自分らしく、自分の足で一歩一歩、歩いていって下さい。時々立ち止まったり、走り出してみたり、いろんなことがあるけれど自分の足で歩き続けると、いつか自分の道が出来てきます。その道が、きっとまた支えてくれるから、歩き続けましょう! 私も歩いていきます。(今井美樹)

卒業という言葉を聞くと高校3年生の文化祭でライブを終えた時の、切なさや優しい気持ちがよみがえります。僕にとって卒業は新しい世界の始まり=音楽の始まり。みなさんにとっての卒業が、素晴らしい始まりになることを願っています。(秦 基博)

卒業できることがあるから前に進める。卒業すること、終えることを恐がらないで、新しい扉をじゃんじゃん開いていってください!(一青窈)

私は去年、大学を卒業しました。大きな生活の変化に戸惑い、社会人として頑張らなきゃと強がっている時期もありました。けれど、未来は枝分かれして、夢への近道を通ったり、遠回りしたり……必ず自分の夢まで辿り着くと信じています。(平原綾香)

「泣かない」というのが自分の卒業式でのテーマでした。単純に格好悪いと思っていたようです。今思えばあの時みんなと一緒にもっと素直に泣いていたら良かったな。季節の変わり目、お体と甘い誘いにはくれぐれもお気をつけください。(森山直太朗)

学校は自然と出て行かなくてはいけないものだけど、これから先は自分で"卒業"を決心する場面がきっと何度もあると思います。それはとても勇気のいる瞬間だけど、楽しみながら潔く前に進めますように。(川江美奈子)

卒業の時期は、何かと選択を迫られる時期でもあると思います。人生の選択肢は、ひとつ選べばひとつ捨てることがあるかもしれませんが、どんな答えでも、自分が決めたことならばやり遂げる力が湧いてくると思います。いい未来を創れますように。Good luck!(LOVE)

このオムニバス・ライブ『卒業のうた~songs for tomorrow~』の模様は、WOWOWで3月29日(19:00~)に放送される。