【レポート】

富士通ラーニングメディアが中部地区に研修センターをオープン

3 2008年度は5億円の売り上げを目指す

    小林行雄  [2008/03/25]

    2本立てのサービスを提供

    こうしたラーニングセンターでの教育の提供を同社では「オープンコース」と呼んでいる。また、こうしたオープンコースによる教育の他にカスタマ1社1社ごとに個別にカリキュラムをカスタマイズして、カスタマの事業所などで講習を行う「オンサイト」というサービスの提供も行っている。「2本立てのサービスを提供することであらゆる規模の顧客に対応することができる」(楠氏)こととなる。

    名古屋ラーニングセンターのエントランス風景

    同社のラーニングセンターでの受講は基本的にWebサイトでの受付となる。すでに名古屋ラーニングセンターでの受付も開始しており、その多くが4月からの新人研修ということである。しかし、「まだまだ訴求が足りない」(同)としており、体験会による無料講習やセミナーの開催などを行うことで、より多くの顧客に人材育成への関心を持ってもらう取り組みを行っていくとする。

    また、「東京や大阪では教育のアウトソースは当たり前。新人研修などはその最たるもの。中部地区にそうした素養があるかどうかはまだわからないが、そうした文化を当社が根付かせる気持ちで取り組んでいく」(同)とする。

    名古屋ラーニングセンターの講師は東京もしくは大阪のラーニングセンターから派遣する形を採用する。同社では、1人の講師が複数のコースを教えられるように教育を行っており、「講師の力量に頼りすぎない講習の実施」(同)を目指している。

    そのため、単にテキストに書かれている情報を伝えるのではなく、「コースとして提供される内容の質を引き上げ、そこでしか学べないプロの世界のものとした」(同)ことにより、企業内で先輩から教わるレベルとはまったく違うレベルのものが提供できるようになったという。「この違いは経験しなければ分からない。ぜひ体験していただきたい」(同)と自信の程を覗かせる。

    また、「売り上げの6割は一般顧客からのもの。残り4割が富士通ならびに富士通関連会社からのもの。名古屋ラーニングセンターの開設により、一般顧客からの売り上げ比率を7割以上にしたい」(同)ということからも、同社が中部地区にかける意気込みが窺える。

    なお、同社では、名古屋ラーニングセンターの売り上げを2008年度5億円を目指すとしている。しかし、そこで満足する気は毛頭なく、「なるべく早い段階で10億円の売り上げを達成する」(同)としており、そのための体制強化や顧客へのアピールを行うことで、積極的に活用してもらう下地を築いていくとしている。

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