【レポート】
風力および太陽光充電の4WD電気自動車(EV)による南極点アタックを目指すZEVEX(Zero Emission Vehicle EXpedition)は、一般家庭用の100Vコンセントでも手軽に充電走行可能なプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV: Plug in Hybrid Electric Vehicle)の「SJ2001」を用いて、低燃費走行による日本列島縦断を目指す「プラグイン・ハイブリッド日本列島縦断の旅」を展開している。
SJ2001は、スズキのオフロード用軽自動車「ジムニー」を、バッテリとモーターで駆動するEVへと改良し、バッテリ残量が落ちてきても、外出先でコンセントへつないで充電したり、車載の発電機によるサポートを受けて継続走行できるPHEV仕様へと、ZEVEXが独自に開発を進めて誕生。普通の市街地走行で、どれだけ低燃費を維持しつつ、PHEVの高い実用性をアピールできるかをテーマに、実証実験およびプロモーションの一環で日本列島縦断に挑んでいるという。
昨年5月に北海道の宗谷岬をスタートしたSJ2001は、北海道・東北・北関東・首都圏中心部と、季節ごとに地域ステージでのアタックを続け、現在は神奈川県川崎市のZEVEX川崎ピットまで到達。約1,560kmを約60ポイントの充電のみで走破することに成功しており、このまま東海・関西・中国・九州地方へとステージを移しつつ、今秋に鹿児島の佐多岬ゴール地点に至る予定である。
SJ2001が使用する電気料金は、あくまでも概算ではあるものの、各アタックにおけるスタート時の深夜料金を利用したフル充電に約150円、その後は2時間の充電(約80円)で15kmを走行可能な性能に仕上がっているようだ。ちなみに宗谷岬から川崎に至るまで、車載発電機による走行サポートを受けるために消費したガソリンは約37Lのみ。昼間の街乗り走行が中心の利用スタイルでも、優に燃費40kmを超える好調な記録が打ち立てられているという。
なお、SJ2001の旅先での充電ポイントには、ユーラスエナジー苫前が風力発電を行っている苫前グリーンヒルウインドパーク、宮城県鬼首カルデラ内南部の地熱を利用した発電を行っている鬼首地熱発電所、小型風力発電機「エアドルフィン」を自ら屋上に設置して風力発電を行っている東京都渋谷区のゼファー本社など、排出ガスゼロを目指す"ゼロエミッションビークル"が目標に掲げられたZEVEXに似合う、ユニークな協力の手を差し伸べる施設も数多く選ばれている。
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