【レポート】
SNSの最大手であるミクシィ(mixi)の新しい利用規約が問題となっている。ユーザーが投稿した日記などの著作者人格権の不行使を求める条文があり、「勝手に商品化される」などの懸念が広がっているのだ。ミクシィ側は「新サービスを行う上でのトラブルを防ぐため」とする一方、「規約の変更もありうる」と弱気な姿勢も見せている。一体どうなる?
問題となっているのは、ミクシィが4月1日から改定を予定している新規約の第18条「日記等の情報の使用許諾等」の条文で、以下のような2項で構成されている。
1. 本サービスを利用してユーザーが日記等の情報を投稿する場合には、ユーザーは弊社に対して、当該日記等の情報を日本の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。
2. ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。
この条文に関して当のミクシィのユーザーの日記では、「ユーザーの日記をミクシィが商品化?」「規約変わりすぎ」「mixiの規約改悪に伴い、アップロードしていた動画を削除しました」「とんでもない話」など、同規約を批判する声が相次いでいる。これらの日記の多くは、ミクシイに投稿した日記などが、勝手に書籍やドラマ化されたりすることに関し、懸念を表明している。
では、ミクシィはどう考えているのか? 同社に問い合わせてみると、「そんなつもりはなく、ミクシィのサービス内で作成した日記、著作物などの情報については、従来通りユーザーが権利を有することに変わりはない」という。また、規約の目的については、「以下の対応について同意いただくもので、当社が無断で使用することではありません」としており、以下がその内容となっている。
さらに聞いてみると、「新規約は日記などを利用した新しいサービスを始める場合に、トラブルにならないようにすることが目的」という。また、「勝手に商品化される」という懸念に対しては、「ユーザーの方々の日記等などの情報を書籍化することについては、従来通り、ユーザーの事前の了承なしに進めることはない」と回答している。
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