やはりライブビューの使いやすさが光る

ライブビュー+1420万画素ということで、最初、α350は風景スペシャルカメラかとも考えた。あながち間違ってはいないと思うが、1420万画素を御するためにはレンズの選択など、ひと工夫する必要がありそうだ。しかしそれも楽しみのひとつだ。

いずれにしても、ライブビューの便利さは疑いようがない。スイッチひとつでモニターに画像が現れ、両目でフレームを確認できる。不安定になりがちなホールドも、手ブレ補正である程度カバーできる。ファインダー撮影とほとんど変わらない良好な使い勝手は、他のライブビューカメラと一線を画するものだ。初めて一眼レフを購入するというユーザーにもいいはず。ソニーというブランドと相まって、他メーカーにとってはちょっと恐いカメラであるはずだ。

日陰の花をD-R:アドバンスで撮影。明るくはなったが、もう一歩……
DT 18-200mm F3.6-6.3 / L+Fine(JPEG) / 18mm(27mm相当) / 絞り優先AE、補正+0.7EV(F5、1/200秒) / ISO 100 / WB:オート / CS:スタンダード
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湯島天神の梅。ゴーストは発生しているが、絵の雰囲気はいい
DT 18-200mm F3.6-6.3 / L+Fine(JPEG) / 24mm(36mm相当) / 絞り優先AE(F5.6、1/200秒) / ISO 100 / WB:オート / CS:スタンダード
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受験シーズンだけあって、合格祈願の絵馬がすごいことになっていた
DT 18-200mm F3.6-6.3 / L+Fine(JPEG) / 18mm(27mm相当) / プログラムAE(F8、1/50秒) / ISO 100 / WB:オート / CS:スタンダード
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「これだ」という感じのαらしいリアリティの高い描写
100mm F2.8 Macro / L+Fine(JPEG) / 100mm(150mm相当) / 絞り優先AE(F5.6、1/160秒) / ISO 800 / WB:オート / CS:スタンダード
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梅の花は可愛らしい
100mm F2.8 Macro / L+Fine(JPEG) / 100mm(150mm相当) / 絞り優先AE(F2.8、1/160秒) / ISO 800 / WB:オート / CS:スタンダード
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陰を入れると明るめに露出をとる傾向がある。マイナス補正で抑えた
100mm F2.8 Macro / L+Fine(JPEG) / 100mm(150mm相当) / 絞り優先AE、補正-0.7EV(F3.2、1/500秒) / ISO 800 / WB:オート / CS:スタンダード
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水鳥を望遠で撮影。きれいに撮影できた
DT 18-200mm F3.6-6.3 / L+Fine(JPEG) / 200mm(300mm相当) / 絞り優先AE、補正-0.3EV(F11、1/320秒) / ISO 200 / WB:オート / CS:スタンダード
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垣根越しに猫を上から撮影。ライブビューが大活躍
DT 18-200mm F3.6-6.3 / L+Fine(JPEG) / 200mm(300mm相当) / 絞り優先AE、補正-0.3EV(F6.3、1/250秒) / ISO 100 / WB:オート / CS:スタンダード
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縁日は賑わっていた
DT 18-200mm F3.6-6.3 / L+Fine(JPEG) / 200mm(300mm相当) / プログラムAE(F6.3、1/320秒) / ISO 125 / WB:オート / CS:スタンダード
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Dレンジオプティマイザーがあると、日陰が恐くない
DT 18-200mm F3.6-6.3 / L+Fine(JPEG) / 24mm(36mm相当) / 絞り優先AE、補正-0.7EV(F6.3、1/25秒) / ISO 100 / WB:オート / CS:スタンダード
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水鳥は群れる。補正はしていないが、少々明るすぎか
DT 18-200mm F3.6-6.3 / L+Fine(JPEG) / 24mm(36mm相当) / 絞り優先AE(F11、1/100秒) / ISO 200 / WB:オート / CS:スタンダード
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夜のビルを撮影。とてもきれいに撮れた
DT 18-200mm F3.6-6.3 / L+Fine(JPEG) / 18mm(27mm相当) / 絞り優先AE(F7.1、1/2秒) / ISO 400 / WB:オート / CS:スタンダード
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テスト撮影: 川上卓也 (Mediart)
作例撮影: 加藤真貴子 (WINDY Co.)
レポート: 西尾 淳 (WINDY Co.)