【レポート】
神楽坂は、文豪・夏目漱石の住居跡(現・漱石公園)にある「猫塚」や、雑誌『猫びより』を発行する日本出版社の拠点として知られるなど、何かと猫と縁の深い街である。そんな神楽坂で、路地裏の猫ちゃんたちに挨拶しながら、看板猫がいるというお店を訪ね歩いた。
最初に訪れたのは、"猫店長"がいるというアンティーク&ヴィンテージ着物と小物のお店「ふくねこ堂」。石畳みの細い道の奥に、"ふくねこ堂"と書いた紙が貼ってあるドアを発見。開けると、猫のルイ店長が迎えてくれた。
「ふくねこ堂」
住所:東京都新宿区神楽坂4-3
営業時間:12:30頃~18:00頃(定休日:とくになし)
「いらっしゃい~」と、到着するなり足に擦り寄って、挨拶してくれるルイ店長。でもすぐに私ではなく、後から来た男性客の足元に移動してすりすり ……。ルイのママさんである晶子さん いわく、ルイ店長(オス)は、男性のほうが好きらしい。ちょっと残念。
お店の中には、アンティーク着物のほかに、猫おみくじや、猫のおひなさま、猫の根付などの猫グッズがずらりと置かれている。私が店内を眺めていると、訪問客に飽きたのか、ルイ店長はストーブ前に移動。気持ち良さそうに目を細めて丸くなっていた。
特技は、「猫パンチ!」というだけあって、近づくお客さんに「パシ!パシッ!」と華麗なるパンチを披露していたルイ店長。ルイ店長の猫パンチをうけた次の日は、必ず仕事の話が舞い込むというお客さんからの報告もあるのだそう。晶子さんいわく、「福を呼ぶ猫パンチ」、私も一発いただいてきました。
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商品を購入すると、猫型の千代紙が貼られた手づくりの「ふくねこ堂袋」に入れてくれる |
籠に入って眠ってしまったルイ店長の代わりに紹介すると、同店では25日まで、店内奥にあるネコノヒタイ・ギャラリーにて、独・シュタイフ社が製造した猫のぬいぐるみなどさまざまな猫小物を揃えた「猫まみれ展」を開催している。
名残惜しげに店を立ち去ろうとした私に「神楽坂にはまだ他にも看板猫がいるんですよ」と昌子さん。「ふくねこ堂」から 徒歩5 分程にあるお饅頭カフェ「mugimaru2」にマツ子さんという看板猫がいるらしい。猫の街・神楽坂に来たからにはマツ子さんにも会いたい。「でもマツ子さん、会いに行ってもいないときが多いのよね」(晶子さん)。出会えるのかどうか、期待と不安が入り混じった気持ちで籠入り猫店長に見送られ、店を後にする。
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