【レポート】
米Microsoftの突然の米Yahoo!買収提案は何を意味するのか!? ―― 米Microsoftは2月1日(現地時間)早朝、報道陣やアナリストらを対象に米Yahoo!への買収提案に関する緊急記者発表会を開催した。その中で米Microsoft幹部らは買収効果について「スケールメリット」「経営の効率化」「R&D促進」といったキーワードとともに、巨大な"ある"ライバルの存在を示唆する。
米Microsoft CEOのSteve Ballmer氏は冒頭の挨拶の中で「Yahoo!への買収提案は、Microsoftの戦略にとって次の大きなマイルストーン」とその重要性を強調した。また同社CSA(Chief Software Architect)のRay Ozzie氏とともに米Yahoo!を非常に評価するコメントを出しており、次の時代を生き抜くための最良のパートナーとして同社を選択したことがわかる。
米Yahoo!買収がどのような効果をもたらすのかは、プラットフォーム & サービス部門(PSD)プレジデントのKevin Johnson氏が詳しく説明している。直前のレポートにもあるように、2010年にも800億ドルと現状から倍増が見込まれるオンライン広告市場攻略の機会を増やすことにある。両社は検索サービスからコミュニケーション・アイテム、広告プラットフォームまで、オンラインビジネスに関するさまざまなインフラの開発と提供を行っている。ユーザーの嗜好に合わせて新サービスの開発やインフラの増強を繰り返し、コンテンツ供給者や広告主には最適のプラットフォームを適時用意しなければならない。ある意味で両社は共通のプラットフォームや課題を抱えているといえる。これを統合することでスケールメリットを出せるというのが狙いの1つとなる。
サービスプロバイダのデータセンターへの投資はすでに膨大なものとなり、もはや新規プレイヤーがやすやすと参入できるレベルではなくなっている。「こうしたインフラ投資で協力し、よりハイスケールな環境整備を目指す」とJohnson氏は説明する。Ballmer氏も「インフラから技術まで、スケールメリットを実現する形での統合を目指す。適時必要なリソースの再配置を行い、特に広告分野でそのメリットを享受できるようにする」と述べており、統合と効率化によるスケールメリットを強調する。また同氏は「短期ではスケールメリット、長期では技術統合のメリットが期待できるだろう」とも述べており、まずは目の前のコスト問題を解決してから、段階的に技術リソースの統合を行っていくアイデアを示した。
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