【インタビュー】

SaaS型セキュリティサービスの大手・英メッセージラボの日本市場戦略

1 SaaS型セキュリティサービスのリーディングカンパニーとしての自負

    大河原克行  [2008/02/01]

    英メッセージラボ(MessageLabs)が、日本で本格的な事業を開始する。これまで、グローバルパートナーである日本IBMおよびベライゾンによる販売に留まっていたものを、2007年8月に日本法人を設立し、今後1年間で、約10社にまでパートナーを拡大する。SaaS型セキュリティサービス分野のリーダーであるメッセージラボの日本における展開について、英国本社のエイドリアン・チェンバーレインCEO、アジアパシフィック担当バイスプレジデントのジェームス・スコリー氏、日本支社長の山本誠治氏に話を聞いた。

    MessageLabs CEO エイドリアン・チェンバーレイン氏(右)とアジアパシフィック担当バイスプレジデント ジェームス・スコリー氏

    --日本では、メッセージラボの名前を知っているユーザー企業がまだ少ないですね。まず、メッセージラボの概要、そして強みを教えてください。

    チェンバーレイン(以下、C): メッセージラボは、いまから8年前に、ベン・ホワイトとジョス・ホワイトの2人の兄弟によって設立された会社です。セキュリティ分野に革新的なコンセプトを導入したのがメッセージラボだと言っていいでしょう。これまで、スパムメールやウイルスを止めるのは、ネットワークの境界線、あるいはデスクトップ上でした。しかし、メッセージラボの手法は"ネットワークの中で止めてしまう"というものです。

    脅威の存在は、デスクトップ上からインターネット上へと移動しています。デスクトップだけを保護するのでは限界があり、概念も古いものといえる。その変化をメッセージラボは以前から予測していました。当社ではこれを解決するために、マネージドサービス型、いわばSaaS型のセキュリティソリューションを提供しています。この分野におけるシェアはワールドワイドで32%を獲得。2番手には大きな差をつけている明確な市場リーダーです。また、セキュリティサービス全体では、シマンテック、トレンドマイクロ、マカフィーに次いで4番目ですが、近い将来には3位になれると見ています。

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